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←2002年度 2004年度→
2003年度 即売会参加記録
直接参加イベント:6回
■04/29:コミックレヴォリューション33
■05/05:Brand New Leaf 11
■06/15:サンシャインクリエイション20
■08/17:コミックマーケット64(3日目)
■11/03:Brand New Leaf 12
■12/30:コミックマーケット65(3日目)
落選イベント:2回
■01/19:サンシャインクリエイション18
■10/05:コミックレヴォリューション34
新刊:2冊
■ホップの『ほ』
■ホップの『つ』
年間販売成績合計:54部
■りおりお。■■■ 3部
■はじめてのお泊まり《お試し版》■■■ 13部
■ホップの『ほ』■■■ 21部
■ホップの『つ』■■■ 17部



*以下、販売成績に★のついているものは当日新刊。カッコ内は持込部数。
12月30日(火):コミックマーケット65(3日目)

● 東京ビッグサイト:東2ホール P-35a ●
販売成績合計:16部 (24)
ホップの『つ』■■■ 7部 (10)
ホップの『ほ』■■■ 5部 (10)
はじめてのお泊まり《お試し版》■■■ 4部 (04:持込完売)
 落選を半ば覚悟していた今回の冬コミ。しかし悪運強く当選に恵まれました。こうなると次の2005年の夏コミの当落が心配になってきますが、まずは素直に当選を喜んで新刊の準備に着手…するはずが私的な事情で冬コミ直前まで何も出来ずでした。結局、前のBNL12と同じ既刊の品揃えに大慌てで作ったペーパーを付け加えての参加となりました。「ホップの『ほ』」と「ホップの『つ』」はこれで再々版ですよ…。まったくもう。
 さすがに4回目のサークル参加となれば慣れたもので、今回は余裕を持って会場に到着。お隣のサークルさんに挨拶したり、スペースを整えたり、参加登録に行ったりと滞りなく準備は終了。以前の冬・夏コミと頒布するものが変わらないので、今回は売上には期待出来ないけど、せめてペーパーだけでも持っていって欲しいなあとボンヤリ思いつつ開場を迎えました。今回は配置がシャッター側の方なので一般参加者の入場口の様子は今ひとつ見えませんでしたね。まあ、大体いつもと同じで、最初は外周を大多数の人が回って島中はガラガラの状態が続きます。こちらも弱小サークルのうえに新刊無しなので、特に期するものもなくカタログでお目当てのサークルさんの配置をチェックしながらのんびりと構えておりました。
 さて、外周の混雑がやや一段落した頃の10時40分に「ホップの『ほ』」と「ホップの『つ』」がまとめて売れて、頒布物の品揃えが変わり映えしないわりにはなかなかの好スタートを切りました。去年の冬コミなんて新刊があるのに11時過ぎまで最初の1冊が売れませんでしたから。しかし、好スタートは良いのですが、せっかく作ってきたペーパーを渡し忘れてしまいました。記念すべきお客さん第1号だったのに。これまでペーパーを作って即売会に参加することがほとんど無かったので、本と一緒にペーパーを渡すという流れが身に付いていないようです。その次の11時頃に「ホップの『つ』」が売れた時に初めてペーパーを渡せました。その後は11時2分、10分、12時15分、18分、25分、午後1時5分、2時35分(買物中でした)と、頒布している本がアレなわりにえらく好調なペースで売れていきました。人数だけでいえば9名で、実は夏コミの時(7名)よりも多かったりします。他にペーパーだけ持っていった方も4名ほどいましたので、出来過ぎの成績といって良いでしょう。今回の夏コミに来ている人は以前の冬・夏にも来ているでしょうから、ウチのサークルの本は既に欲しい人にはあらかた行き渡ってしまっていると思っていたのですが、意外とそうでもないようです。とは言え、ウチのサークルの認知度が上がったとはとても思えないので、やはり理緒ちゃん人気が高まってきているのでしょう。サークルカットを見ても今回の冬コミでは理緒カットが4つ(去年の冬コミは1つ)もありましたし、今年即売会に参加していても感じてきたことですが、「Leaf」や「ToHeart」の同人ジャンルとしての規模は縮小する一方なのに、理緒ちゃん人気は少しずつではありますが規模を拡大しつつあるようです。やはりオレの萌えは間違っていなかったぜっ! …そう思うのだったらしっかり新刊を用意しろよとツッコミが入りそうですが、いや、ごもっともでございます。そんなわけで、販売成績に関しては文句無しですね。もちろん、これで満足していてはイカンのですけど。加えて「はじめてのお泊まり《お試し版》」を途中で完売させてしまったのは失敗でした。そもそも夏コミ以降に頒布していた分は、たまたま見つけた処分を逃れていた残りだったのですが、何だかんだでこれが頒布しているものの中では一番読める本でしたから。こんなことなら処分しないで全部とっておけば良かったなあ。…まあ、本来ならばこれの完全版がとっくに出来上がっているはずなんですけどね。
 さて、コミケといえば売上はもちろん、好きなジャンルやキャラクターの同人誌に期待できるわけですが、ともかく午後1時半間頃まで買物はお預けと思っていたら、11時前に向こう一つお隣の理緒本を頒布していたサークルさんが撤収の片づけを始めるではありませんか。あわてて声をかけて本を1冊譲っていただきましたが、あの時はビビりました。こんな近くでせっかくの理緒本を逃したら目も当てられません。とりあえずこれで一安心して、午後1時半過ぎにお隣のサークルさんにスペースをお願いして買物へと出かけます。スペースを出る前に知人から電話がかかってきて、エッチな同人誌を代行で買うことになった(!)ので反対側の東4〜6館の外周の方をウロウロしていると、今度は仕事先の知合いの方から会場に来ていると電話が来たので、合流するべく自分のスペース前に一度帰還。同人に関してほとんど知識の無い人なので、案内がてら一緒に会場内を回ることにします。大手サークルの行列の最後尾札や看板などをガイドよろしく説明しながら、事前にチェックしておいたサークルを回っていきましたが、どエッチな本やらパンツ丸見えの女の子が描かれた立て看板やらが並ぶ男性向けジャンルの中を、その手の知識や興味の無い人と回るのは少々複雑な気分でありました。でも、評論ジャンルのあたりではそれなりに気になる同人誌があったようで、コミケがエッチな本ばかり売っているわけではないことは一応分かってもらえたのは良かったと思います。男性向けジャンルでも女性の作家が結構多いことやコスプレにも興味深そうでした。確かに女性がエロマンガを並べて売っていたり、アニメのキャラクターの格好をした人がウロウロしていたりするなんてのは、どっちも通常は見られない光景ですからねえ。2人で会場内を回っているとどうしても普段より時間がかかってしまうので、お目当てのサークルの幾つかは飛ばして自分のスペースに戻りましたが、買物の成果の方は今一つでした。理緒ちゃん本、坂下さん本とも実に少ないです。特に坂下さん本はいつも買いに行くサークルさんの新刊が売り切れていて残念無念。他にも事前にチェックしていたガシャポンフィギュアの改造本が売り切れていたのにはちょっとショック。欲しかったのに〜っ。ともあれ自分のスペースに落着いて、最後に「本日新刊あります」の小さなのぼりを差し入れてもらってお別れしました。こののぼりは次回の即売会には是非とも使わなくてはいけませんね。使うにはどうあっても新刊を出さなくてはいけませんね。出せよなっ、オレ。
 買物から戻った後はスペース前の人の流れも大分に減り、2人ほど立読みがあったり、知合いのサークルさんが訪問してくれてちょこっと雑談をしたりで、のんびりまったり。午後4時に閉会のアナウンスが流れて恒例のみんなで拍手。4回目のコミックマーケットのサークル参加が終了しました。前年の冬コミと比べると寒さもそれほどでもなく、涼しかった夏コミに続いて過ごしやすいコミケでありました。今回はサークル参加していて、コミケへの慣れや新刊無しもあいまって、良くも悪くもやや緊張感を欠いたきらいがありましたね。まあ、気持ちに余裕を持つのは良いことだとは思いますが、「売れなくても仕方がないや」という妙にあきらめの心情が入り混じった面もありましたし、良し悪し半々な参加態度だったと思います。まあ、あきらめていた割りには売上が良かったのは何とも皮肉な話ですが、やはり始まる前から勝負を捨ててはいけませんね。…いや、別に捨てていたわけではありませんけど。しかし、売上に対して買物の方は不調に終わってしまった感があります。やっぱりもう少し早めに買物に出た方が良いのかもしれません。売り子をやってくれる人を少し真剣に探そうかしら。でも、私の即売会における活動の主体はもちろん同人誌の頒布ですし、そもそもまともな新刊を出したこともないし、挨拶回りも全然やっていないしで、今はもっと大事な課題が山積みですね。
 というわけで、このコミックマーケット65をもって2003年の同人活動は終了。同人活動を始めて3年目、せっかくマンガを描く時間を確保したのにその成果が全く挙がらず、ある意味3年間で一番ダメダメな年でした。まあ、全てはもう終わったこと、今さら何も言いますまい。「いーや、言いたいことは山ほどあるぞっ!」という方が多数いらっしゃると思いますが、いえ、あの、2004年はちゃんとやりますから、ハイ。でも、いい加減にこのへんで結果を出さないと、本当に見捨てられちゃいますね。真面目にやるっス。



11月3日(月):Brand New Leaf 12

● 大田区産業プラザPiO 1階大展示ホール:B35 ●
販売成績合計:7部 (21)
ホップの『つ』■■■ 2部 (6)
ホップの『ほ』■■■ 3部 (7)
はじめてのお泊まり《お試し版》■■■ 2部 (8)
 8月の夏コミ以来、実に2ヶ月半ぶりの即売会へのサークル参加となる今回のBNL12。ヘロヘロのヘタレなコピー誌でも良いからとりあえず新刊をと思っておりましたが、すいません、間に合いませんでした。イベント当日の午後までかければ、白い誌面の手抜きな出来とは言えど本の形には出来たとは思いますが、BNLは遅刻サークルには罰ゲームが課せられるので、それが怖くて新刊はあきらめてしまいました。ちなみに罰ゲームは色紙を描かされるのですが、ただ描くだけではなくてそれを掲示されて、おまけに参加者へのプレゼントにされてしまうという、個人的にかなりキツい展開になります。オレの描いた色紙なんて誰も欲しがらねーよ(泣)。掲示されるまでは何とか許容の範囲内ですが、その後「希望者がいませんでしたから」とか言われて色紙を返される場面を想像するとめまいがしてきます。かんべんして。…それはともかく、新刊はあきらめるとしても即売会に手ぶらで参加するわけにも行かないので、夏コミで頒布した本の残りを持っていくことにしました。と言っても、「ホップの『つ』」はすでに残部が無いので、原版をプリントアウトしてコピー、製本しなければなりませんでした。まさかこんなヘロヘロのコピー誌を再版することになるとは思いませんでしたよ。
 今回は会場がいつもの都産貿ではなく、大田区の産業プラザPiOとなります。BNLも昔はPiOで開催することが何度かあったそうですが、私が参加し始めた頃は既に都産貿での開催が定例となっていました。PiOそのものは前に一度即売会への一般参加で行ったことがあるのですが、サークル参加は初めてなだけに自宅からの所要時間がつかめていないので、若干早めに出発しました。京浜東北線のダイヤが少々乱れていただけに、これは正解だったようです。現地に到着し、イベントの入場口が建物の横側にあるので少々戸惑ったものの、無事にサークル入場時間内に会場入り出来ました。会場内は都産貿と比べて天井はかなり高いのですが、その分だけ照明の効果が弱いようで、やや薄暗いです。本の背表紙の補強に貼ってある製本テープのオレンジやピンクの色が少し濁って見えました。面積も都産貿で開催される時よりも狭いのですが、BNLだけで展示ホール全面を使用しているわけではないですし、参加サークルが大幅に減った前回のBNL11よりも今回はさらに減ってしまったそうなので、これは仕方がないですね。しかし、こうしてLeafの同人ジャンルとしての規模が縮小していく様を目の当たりにするのは、やっぱり悲しいものがあります。そう思うのだったら、しっかり新刊を出して少しでもイベントを盛り上げなくてはイカンのですけど…。ともかくも自分のサークルスペースに着き、お隣のサークルさんに挨拶して、準備を整えて開場を待ちます。
 予定通りに午前11時に開場。天気も良くないし、会場も全館で同人イベント開催が当たり前(他イベント目当ての参加者が流れてくるのを期待出来る)の都産貿ではないのでどんなものかと思って見ていましたが、入場してくる一般参加者の数はやはり前回より少ない印象。あくまで印象なので、実際のところは分明ではありませんけど。それでも壁際の大手サークルには列が出来るのだから、大したものです。私の方は頒布物が夏コミと変わらないので、果たしてどうなることやらといった気分で横手の行列をながめながらスペースに座っていましたが、11時25分にまとめて3冊売れて一安心。正直に言うと大安心でした。いや〜、またこの即売会参加記録に売上ゼロと書かなくてはイカンのかとビクビクしていましたから。続いて12時31分に「ホップの『ほ』」と「ホップの『つ』」がまとめて売れて完全に気が抜けてしまいました。すっかり安心してのんびりしてしまうオレ。しかし、天は新刊を落としたふとどき者を許すつもりはなかったのでした。
 ちょこっと買物に出かけて戻ってきた後の午後1時50分頃、何故か会場内に入り込んでしまったらしいLeafにも同人誌にも知識も興味も無さそうなおばさんがやってきて、見本誌を見て開口一番「これ、塗り絵?」。…まあ、確かに大慌てででっち上げた代物で白い誌面ばかりなだけに、知らない人から見れば塗り絵に見えなくもないわけで、私も答えに窮して「いえ、未完成で本にしてしまったので…」などとボソボソと煮え切らない返事を返したり。その後もあれこれと質問されたのですが、「Leaf」や「同人誌」や「即売会」といった概念をどう説明したものやらと、困惑しながらつっかえつっかえの返答しか出来ませんでした。そんなわけで予想外の事態に大汗をかかされたのですが、しばらくすると会場内を一周したらしい先程のおばさんが戻ってきて、「みんな愛想が悪い」とご不満のご様子。それは多分、愛想が悪いわけではなくて他のサークルの人達もどうして良いのか分からなくて戸惑っていたのでしょう。一応「説明するのが難しいんですよ」とフォローしておきましたけど。結局「アンタが一番愛想が良かったし、絵が可愛いから」とかで、「ホップの『ほ』」を1冊買っていただきましたが、最終的にLeafの同人誌というものへの理解は得られていないようでした。「家に持って帰って色を塗る」とおっしゃってましたので。おばさんにとって、私の同人誌は徹頭徹尾塗り絵なのでした。トホホ。まあ、ご自分で塗る分にはかまわないのですけど、小さなお子様に塗らせるのはどうかと思われます。別に18禁的な描写はありませんけど、あまり教育的配慮の行き届いた内容でもないですし…。それにしても、この出来事には同人という世界の特殊さをあらためて実感させられましたね。特にジャンル限定の同人誌即売会の会場内は、スタッフ、サークル参加者、一般参加者が全員揃って非常に狭い範囲の知識と価値観を共有しているわけで、そこに同類しか存在しない特殊な空間です。そこへ知識も価値観も全く異にした存在が入ってきても、それを受け入れるだけの余裕が無いんですね。暗黙のルールが全然通用しないのだから無理もありませんが、私もおばさん相手にヘドモドしてましたけど、他のサークルさんも似たようなものだったのでしょう。それをして「愛想が悪い」という感想を持たれてしまうのはあまり良いことではないと思います。確かにLeafや同人というものを全然知らない人に説明するのは難しいですが、まあボチボチと聞かれたことに答えるくらいの臨機応変さは持ち合わせていたいですね。ただでさえ閉鎖的な世界なのに、わざわざ自分でそれに拍車をかけることもないでしょうから。とにかく、次からは「塗り絵?」と聞かれてしまわないように、それなりに仕上げた本を頒布しなくては。
 そんな波乱もありましたが、その後も午後2時5分くらいに「はじめてのお泊まり《お試し版》」が売れて、売上は合計7冊。当サークルにしては珍しく開催時間中まんべんなく売れた感じです。新刊無しでこの成績は上々と言って良いでしょう。まあ、そのうち1冊は塗り絵だけどね。買物の方も理緒ちゃん本は見つかりませんでしたけど、坂下さん本とホワルバ本はそこそこ買えたし、結果としては中々に充実した時間を過ごせたと思います。午後3時に即売会は終了。その後もキャラクターの人気投票の結果発表等があったようですが、私は当日の夜に仕事があったので即売会終了時点で撤収しました。冬コミに落選すると年内はこれが最後の即売会参加となりますが、同人活動というものは本の制作もさることながら、即売会にサークル参加すること自体が楽しいのだなあとあらためて再認識させられました。今年は色々あって即売会への参加申込を断念することが何回かありましたけど、同人活動再始動を目指す来年はもっと沢山の即売会に参加していきたいと思います。でも、その前に新刊出さないとね。もちろん、「塗り絵」とか言われないヤツをね。



8月17日(日):コミックマーケット64(3日目)

● 東京ビッグサイト:西2ホール の-01a ●
販売成績合計:18部 (27)
ホップの『つ』■■■ 3部 (03:持込完売)
ホップの『ほ』■■■ 5部 (06)
はじめてのお泊まり《お試し版》■■■ 7部 (15)
りおりお。■■■ 3部 (03:持込完売)
 昨年の夏、冬と続いて3度目のコミケへのサークル参加であります。前回参加したイベントのサンクリ20が酷い結果となったので、もうイベント直前にジタバタするのはやめることにして、ちょうど(?)少々事情もあって7月中旬あたりに夏コミには間に合わないと、新刊はさっさとあきらめてしまいました。そんなわけで、さすがに手ぶらで参加するわけにもいかないので既刊を持ち込んでの参加となるわけですが、「ホップの『ほ』」と「ホップの『つ』」の2冊に加えて、少し前に本棚を整理した時に見つかった「りおりお。」と「はじめてのお泊まり」の4冊を頒布することにしました。去年以前の既刊は全部処分したつもりだったのですが、意外と出てくるものですな。ちなみに「おやすみルリ子さん」も見つけたのですが、これを持っていくのはやめました。
 私がサークル参加するのは3日目の日曜日ですが、天気の悪かった1、2日目に続いてこの日もぐずついた空模様。それでも会場に到着するまでは雨が本降りにならなかったのは助かりました。思ったよりも時間がかかってしまい、サークル入場時間終了近くに会場入り。しかし、会場入りしてしまえば開場までは結構時間があるので、まずはお馴染み当日お手伝いしてくださる方とお隣のサークルさんに挨拶して、机の上のチラシを片付けたり、テーブルクロスを敷いたり、値札を作ったりと準備を進めます。時間があるといっても1時間程なので、さすがに少々バタバタしましたが、机の上に本を並べて、参加登録も無事に終われば後は落ち着いて開場を待つだけです。私が持ち込んだ既刊4冊に、委託の3冊の計7冊(その内理緒本が6冊)が机の上に並んでいる様子はなかなか豪華に見えて良い感じでした。まあ、「最終処分セール」なんて言葉が脳裡をかすめたりもしましたが、そういう縁起の悪いことは考えないことにして、頒布物の多いことを素直に喜ぶことにします。外は肌寒いくらいだったのに、場内は蒸し暑くてどうなることかと思いましたが、外周のシャッターが開くとゆっくりと涼しくなっていき一安心。このあたり、去年の夏コミとはまるで逆ですね。準備が終わってまったりしていると、知り合いのサークルさんがわざわざ訪ねてきてくれまして、新刊をいただきましたが、私は開場前にしろ後にしろこの手の挨拶回りというのをほとんどやったことがありません。もともと性格があまり社交的でないというのもありますが、何よりマトモな同人誌を仕上げてイベントに挑んだことがないので、みっともなくて挨拶にいけませんです。まあ、こういうことは人それぞれなので無理にやることでもないのでしょうけど、こうも度々一方的に訪問されていると、少しは考えないとイカンかなとも思います。今後の課題としましょう。
 さて、午前10時に場内アナウンスと共にいよいよ開場。サークル参加での3度目のコミックマーケットの開始です。今回は西館でしかも場内でも端の方の配置だったので、それほどすさまじい人の流れはやってこないだろうと思っていましたが、大体予想通りで少々混雑した感じでスペースの前を人が横切って行くくらいでした。しかしながら対面の壁際のサークルさんの行列が出来始め、この行列がこちらのスペースの右手前くらいで折れて、正面の通路の向こう半分くらいを埋めてしまい、スペース手前の通路の幅がかなり狭くなってしまいました。テーブルの上にはB5サイズの本を並べている関係上、前列に並べた本がスペースから前へはみ出してしまっているのですが、これを通りがかりの人が服のすそやカバンで引っ掛けまくるので慌てて後方へ引っ込めました。壁とこちらの距離が近いのでこれは仕方がないのですが、この後行列は午後1時過ぎくらいまで延々手前の通路を埋めることとなります。途中からコミケのスタッフの方が列整理に来ていましたが、これがなかなか見事に列を仕切っていて感心することしきりでした。あの列整理がなかったらほぼ間違いなく行列がこちら側に脹らんできて、手前の通路がますます狭くなっていったでしょうから、スタッフの方には感謝しなくてはいけませんね。列整理一つをとっても、その人が有能かどうかが分かってしまうんだなあと妙にしみじみと感じ入ったりしました。コミケに限らずこれまでは行列などとは無縁の配置ばかりだったし、買い物でも大手サークルの列に並んだりすることもなかったので、今回間近で列整理の実態を観察できたのはなかなかに興味深いところでありました。
 肝心というか本題(?)の売上ですが、去年の冬コミでは最初に売れるまで1時間以上かかったので、新刊も無いことだし今回も最初の1時間くらいは様子見かなと思っていましたが、開始10分で既刊4冊がまとめて売れてちょっとピックリ。その後10時半頃、続いて11時20分頃にまたまとめて4冊売れて、この時点で3冊ずつしかなかった「りおりお。」と「ホップの『つ』」が完売となりました。後は11時25分、12時45分、12時55分、午後1時から2時の間(自分は買い物中でした)に、残りの既刊2冊か「はじめてのお泊まり《お試し版》」1冊が売れるといった具合でした。合計で18部、人数で言えば7名となりますが、予想を上回る好成績でしたね。最初から三連続で4冊まとめ買いが続いたので、もともと無いはずだった「りおりお。」はともかく、「ホップの『つ』」を早々に完売させてしまったのは少し勿体無かったです。そもそもが間に合わせの本だけに、大して売れやしないだろうと12部しか作らなかったので、5月のBNL10で5部が売れて、今回コミケ準備会への見本誌提出用に1部、手伝ってくださった方などに差し上げたので2部、見本誌に1部と数を減らしてしまい、頒布分が3部しか残りませんでした。急な増刷が不可能なオフセットはやむを得ませんが、コピー本は少し多めに用意するべきだなと痛感しました。それと今回、大幅に予想と違えたのが「はじめてのお泊まり《お試し版》」が7部も売れたことです。冬コミで6部売れていたので1部か2部出れば御の字だと思っていましたが、どういうわけか冬コミよりも売れてしまいました。冬コミで購入された方がまた買っていったとは思えないので(もしそうなら本当にすいませんです)、意外と夏と冬では一般参加者が被らないのかもしれませんし、またBNL10でも思ったことですが、ここへきて理緒ちゃんの人気が急上昇しているのかもしれませんね。実際、冬と合わせれば合計で13部を売っているわけですし、本がマトモ(←これ重要!)であれば理緒本の需要は充分にあると思わせる結果でした。しかし、本来であれば今回はこの「はじめてのお泊まり」の完全版を出しているはずだったのだし、スペース前へ来たのに新刊が無くて素通りした方もいると思うので、喜んでいないでむしろ猛省しなくてはいけない結果でもあります。イベント単体で売上合計18部はもちろん過去最高記録ですし、年間通算でも31部で既に去年の売上を上回りましたが、心中に色々とモヤモヤしたものが残りましたね。そろそろ沢山売れればそれで嬉しいという時期から脱し始めているのでしょう。
 自身の本の売上も気になるわけではありますが、同様に気になるのが他で頒布されている理緒ちゃん本の情勢であります。多数のサークルが集まるコミケですらなかなか理緒ちゃん本は見つからないのですが、それでも希望を持って心当たりのあるサークルさんを回ってしまうのが人情というもの。午後1時過ぎにスペースを空けて買い物に出てみましたが、まずは目指すは東館。2つほど当てにしていたサークルさんがあるので混雑は覚悟で行ってみたのですが、行って帰ってくるだけで40分もかかったのにはまいりました。しかも理緒本は既刊があるのみで新刊は無し。すっかり徒労感に打ちひしがれてスゴスゴと西館へ戻りました。自分だって既刊しか頒布していないくせに、よそのサークルさんが既刊だけだとガッカリなどとは、まことに身勝手な話ではありますが、あの人波を押し分けて行って得るものが何も無いというのはこたえます。私も自分では知らずに以前本を買ってくださった方に同じ仕打ちをしているのだろうなあと思うとますます気が重くなってしまいました。そんなわけで東館行きでヘトヘトになってしまったので、西館ではホワルバ本を探すだけの気力が失せてしまい、事前に見当をつけていた4つのサークルさんを回っただけで自分のスペースに戻ってきてしまいました。成果は理緒本(正確には少し違いますけど)が1冊、坂下さん本が3冊。今回は買い物に備えて前日の夜にしっかりと睡眠をとっておいたのに、今一つ消化不良な結果となってしまいました。東館へ行ってしまったのが失敗でしたね。でも、そこで理緒ちゃん本の新刊があったら悔やんでも悔やみきれないですし、悩ましいところではあります。
 気温が低いだけに去年とは違って快適に過ごせた夏コミでしたが、色々と思うところの多かった夏コミでもありました。抽選に受かって、右も左も分からずにサークル参加出来るだけで興奮していたような状態から、少しずつですが周りが見えてきたようです。既に3回連続で当選しているだけに、そろそろ落選が見え始めているような気がしますが、何とか冬コミもサークル参加したいです。こればかりは抽選なので自分の力だけでは如何ともし難いものがありますが、冬を目指して自分で出来ることはやっておきたいと思います。



6月15日(日):サンシャインクリエイション20

● 池袋サンシャインシティ文化会館、ワールドインポートマート:A23ホール L22b ●
販売成績合計:0部 (15)
ホップの『つ』■■■ 0部 (6)
ホップの『ほ』■■■ 0部 (9)
 前回参加したイベントであるBNL11で奇跡の売上新記録を樹立したのはまことにめでたいのですが、肝心なのはその次のイベントとなる今回のサンクリ20での結果であります。そんなわけで理緒ちゃん本の新刊を作っていかなくては意味が無いのですが、また落としてしまいました。Cレヴォ33やBNL11の時のような間に合わせではなくて、それなりのものをという気構えでいたのですが、ちょっと凝ったものを出そうとするとアッサリ間に合わなくなるのはどうにかならんかね?
 前日の夜の時点で新刊が間に合わないと分かったので、「やれやれ」とフテ寝して目が覚めると午前10時前! サークル入場時間が10時30分までですからこの時点で遅刻決定です。何だかもう面倒になってしまい、いっそのこと欠席してしまおうかとも思いましたが、落選したサークルさんも結構あるのにスペース1つを空席にしてしまうのも申し訳ないし、罰ゲーム代わりにスペースに座っていようと会場へ向かいました。開場からおよそ1時間後となる12時過ぎに会場に到着。外周の通路がかなり混んでいて自スペースにたどり着くのが大変でした。人波をかき分けてヨロヨロとスペース内に入ると、一応両隣のサークルさんに挨拶をして、ソロソロと椅子をテーブルから降ろして、今からテーブルクロスを広げたりすると迷惑極まりないので本だけテーブルの上にポンと並べて着席します。後は「閉場まで座ってればいいや」と、もう完全にヤル気無し。結果は当然ながら3回目の売上ゼロを記録するに至りました。立ち読みが1名でしたから、過去に売上ゼロであったコミクリ13やヒロインコンプレックスより悪い成績です。これまでに参加した即売会の中で間違いなく最低でしたね(念のために書いておきますが、最低といってもイベントそのものではなくて、私自身の話ですよ)。今回は反省とか何とか言う以前の問題ですね。謝ったり自虐や卑下する気にもならないです。何も言うことはありません。



5月5日(月):Brand New Leaf 11

● 都立産業貿易センター3階:C16 ●
販売成績合計:10部 (25)
ホップの『つ』■■■ 5部 (11)
ホップの『ほ』■■■ 5部 (14)
 個人的に思い入れもあり、また今となってはLeaf系即売会の最後の砦としても重要なイベントであるBNL。第7回から参加し続けてきて、これからも抽選漏れ等が無い限り参加し続けることと思いますが、本の売上の方はこれまで2部、2部、1部、1部とあまり芳しくないのが実情ではあります。ほぼ1週間前に参加したCレヴォ33では何とか売上ゼロを回避したものの、もとより一般参加者の数がCレヴォより確実に少ない(規模を考えれば当然ですが)のに加えて、今回は参加サークル数が大幅に減っているという不安材料もあるだけに、今度こそ売上ゼロかもと覚悟を決めての参加となりました。ただ、Cレヴォ33の時と比べて大分気持ちが落ち着いており、また理緒ちゃん本や坂下さん本に加えて春先に遊んで大ハマりした「ホワイトアルバム」の同人誌を買うという目的もあったので、イベント当日が不安であると同時に非常に楽しみな気持ちもありました。何しろCレヴォ33では、あまりに眠くてとうとうサークルスペースから1歩も出ることなく終わってしまい、買い物が出来ず終いでしたから。
 当日は何とか新たに薄っぺらい新刊を製作して会場入り。両隣のサークルさんに挨拶して、準備を整えます。BNLでは頒布する同人誌のチェックがあるので、恥ずかしげに新刊と既刊のチェックを受けて、その後はやっぱり恥ずかしげにテーブルの上に本を並べて開場を待ちます。午前11時に開場となるはずでしたが、当日の都産貿では全フロアで同人誌即売会が開催されているためか、一般参加者の入場が若干遅れての開始となりました。さすがに凄まじい人出というわけにはいきませんが、それでも一般参加者が入場してくると会場内はそれなりに盛況な様子となり、Leafというジャンル人気の底力をあらためて再認識。…まあ、私の場合他のジャンルのオンリー即売会に参加したことが無いので、Leafと他ジャンルとの相対的な人気の差異というものはさっぱり掴めていないのですが、会場の雰囲気からは前回のBNL10と比べても、さほどLeafの同人ジャンルとしての凋落は感じませんでした。
 とは言うものの、ウチのサークルが売上ゼロで終わってしまう可能性は充分にあるわけで、とりあえず売れる売れないに関わらず午後1時半まで粘ってみて、その後は買い物に出かけようと決め、お釣り兼買い物用の小銭をチェックしようとしたら、何と自宅に忘れてきていることに気がつきました。財布の方には1000円ちょっとしか入っていないし、これではマトモに買い物も出来ないやと、トホホな気分でカタログを眺めていたら、11時14分に「ホップの『ほ』」が、続いて15分に「ホップの『つ』」が売れてしまいました。開場して30分も経っていないのにこれは一体何事だと思っていたら20分に今度は2冊まとめて売れて、この時点で売上4部となりCレヴォ33での売上3部を超えてしまいました。この展開は完全に予想外でしたね。今回は一般参加者の大半がCレヴォ33と被ると思っていたのですが、そうでもなかったようです。しかも謎の快進撃はまだ止まらず、少し間をおいて正午にまたまとめて2冊、その10分後にまたまたまとめて2冊、さらにその10分後にとどめにまとめて2冊売れて、何と売上合計10部! 遂に、とうとう二桁の大台に達してしまいました。もちろん生まれて初めてです。…同時にこれが最後だったりしてね(オイッ!)。ここまで来ると、もはや予想どころか理解の範疇の外といった感じです。いや、決して大げさな話ではなくて、実際に何かの間違いなのではないかと考え込んだくらいです。本の中身を見ないで買っていかれた方も2名ほどいましたから、本当に間違いだったかも(笑)。まあ、この後は全く売れずにたまに立ち読みをしていく方がいたくらいで終わりましたが、まさかBNLで売上の新記録を更新するとは夢にも思いませんでした。更新するならば、まずコミケかサンクリに間違いあるまいと頭から信じこんでいましたから。ホント何故にこんなに売れてしまったんでしょう? 私の知らないところで理緒ちゃん人気が急上昇しているのでしょうか? 謎です。
 午後1時少し前にまた知り合いのサークルさんが訪ねてきてくれて(毎回すみません)ちょこっと雑談。そして1時半からいよいよ買い物…は良いのですが、何しろ手持ちの額が少ないので坂下さん本とホワルバ本を細々と買い求めるにとどまりました。良さそうなホワルバ本が結構あったのですが、買うお金も無いのに立ち読みするのも気が退けて、ほとんど遠巻きに表紙を眺めるだけで終わってしまいましたね。今回は私にしては珍しく買い物をとても楽しみにしていたので、すごく残念で心残りでした。
 10部も売れただけに、すっかり満足して午後は売れなくても気楽にまったりムード。そのまま3時の閉場時間を迎え、帰路につきました。これで頒布していた本がマトモだったら完璧だったのですが…。新記録といっても、所詮は「Leaf:ToHeart:雛山理緒」というジャンル人気に完全に寄りかかったものですし、理緒ちゃん本を頒布していたのがほぼ私1人ということもプラスに働いたでしょう。何しろ選択の余地が無いわけですから。いつまでもペラいヘタレな本ばかり出していたら、本当に見切られてしまいます。そうなる前にマトモな本を製作しなくてはいけませんね。手が遅いのを言い訳にするのも大概にしないと…。今回の自己評価としては、秒殺必至と言われていたのに、信じられないくらいにラッキーパンチが当たりまくってレフェリーストップのTKO勝ちといったところでしょうか。は、初の勝利宣言! でも、こんな奇跡が何度もあると思ってはいけませんよね、ハイ。



4月29日(火):コミックレヴォリューション33

● 東京ビッグサイト 東1・2・3ホール:お01a ●
販売成績合計:3部 (12)
★ホップの『ほ』■■■3部 (12)
 昨年の冬コミから実に4ヶ月ぶりの即売会参加復帰となる今回のCレヴォ33。地道に描きためていた新作(正確には描き直しですが)が満を持しての登場となるはずが、全然間に合わなくて仕方なく即効で仕上げた薄いコピー本で参加することに…。オレってダメねえ。でもまあ、とりあえず自宅で製本作業だけは終わらせるようになったあたり、会場製本ばかりやっていた昨年までよりは多少は進歩したかなと思います。…そんなの進歩って言いませんよね、ハイ。
 これまで池袋のサンシャインシティで開催されていたCレヴォですが、今回は東京ビッグサイトが会場となります。現地に到着すると、既に長大な一般参加者の行列が出来ており、「さすがCレヴォ」と感心することしきりでした。とは言え、「あの人出も自分とはあまり関係無さそうだなあ」と少々もの悲しい気分でサークル入場して自分のスペースへ向かいます。前々からサークルの配置図を見て、私のスペースがコミケで言う「お誕生日席」にあたるのではないかと少々気になっていたのですが、予想に違わずバッチリお誕生日席でした。この位置は手前の通路幅が広くて行列が作りやすいので中堅や準大手のサークルさんに適した配置なのですが、行列どころか1冊売れるかどうかも怪しいウチのサークルがこんなところに配置されてもちっともありがたくありません。それどころか、他のサークルさんとは90度向きが違うので人の流れに面していない分、通りすがりの拾う神(笑)も当てにしにくいわけでして、「これは今日はダメかも」とトホホな気分で向かい側の壁を見るとそこはゴミ捨て場だったりしてますます気分はダークネスに。しかしいつまでもメソメソしていても仕方がないので、ともかくも両隣のサークルさんに挨拶してスペース内に着席します。とりあえずテーブルクロスは敷いたものの、アホみたいに薄い本を出すのが気恥ずかしくて、開場10分前くらいまでテーブルの上に何も出さずにそのままでいました。
 さて、10時30分にいよいよ開場。以前に参加したCレヴォ32は思ったよりも人の流れに勢いが無かったのですが、今回はどうかなと入場口を見ていると、昨年の冬コミと同じくらいの規模で一般参加者の第一陣がドヤドヤと会場内に流れ込んできました。人の流し方も冬コミと同じで一度突き当たりまで進んでからお目当てのサークルへ散るようにさせているようでしたが、途中から横へ走り出す人が続出して、目の前を人波がバタバタ通り過ぎていく様は中々凄まじかったです。全体的に冬コミと似た感じの雰囲気で、一般参加者の入場が一段落すると外周の大手サークルに行列が出来て中通路はガラガラなところもそっくりでした。私はと言えば、これだけ沢山人がいるのだから、心の広い理緒ちゃん萌えの人もいるかもしれないとセコい望みをかけてじっと時を待ち続けるのでした。
 当初の予想では人の流れに面していないと思いきや、意外とそうでもなくて両隣のサークルさんには結構本を手に取る人も多く、スペースの前はそこそこの賑わいがありました。まあ、ウチのサークルの前はしっかり素通りされまくっているわけですが、それもやむ無しと睡眠不足から来る睡魔と戦い続けていると、開場からほぼ1時間後の11時33分に1冊売れました。この時の安堵感は正直筆舌に尽くし難いものがあります(←大げさだって)。買っていった方は何だか笑っているみたいでしたが、私はそんなに嬉しそうな救われたような顔をしていたんでしょうか? …は、恥ずかしい。しかし、これで緊張感が一遍に解けてしまい、正午くらいからウトウトし始めて寝たり覚めたりを閉場までずっと繰り返していました。午後2時過ぎに何故か2冊買ってくださる方がいて、これで本日の売上3部。その前後に知り合いのサークルの方が訪ねてきてくれたのですが、半分寝ぼけていたので曖昧な受け答えになってしまいました。す、すいませんでした。
 午後4時の閉場時間が近づいてくる頃には、周囲のサークルさんはほとんど引き揚げてしまいかなり寂しい状態に。私も地獄のように眠いので、閉場5分前くらいに会場を後にしました。エスカレーターを上りきったあたりで閉場の放送を耳にしましたが、前回に引き続きCレヴォは閉場まで会場にいることができないですねえ。それはともかく、売上ゼロを回避できたのは本当に良かったです。実際のところ、立ち読みが5人くらいでしたから売上3部は上出来でしょう。今回は本が売れた時、嬉しいという気持ちよりも安心感のようが強かったですね。即売会復帰早々に売上ゼロかと、かなりナーバスになっていたようです(笑)。自己評価としては、下馬評では試合開始早々に秒殺されると言われていたのが、何とか第1ラウンド終了間際まで持ち堪えてKO負けした感じですね。まあ、KO負けには違いありませんけど…。さて、秋のCレヴォ34は会場を池袋に戻しての開催。抽選がかなり厳しくなりそうですが、参加を目指して同人誌製作に頑張っていきたいと思います。それから前日の夜はしっかり寝ておきたいとも思います。今回はもう死ぬほど眠かったですよ、ハイ。



落選イベント

  1月19日(日):サンシャインクリエイション18

  10月5日(日):コミックレヴォリューション34
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