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2004年度 即売会参加記録
直接参加イベント:12回
■01/25:サンシャインクリエイション22
■02/01:コミックメモリーズ1
■02/08:貧乳祭 ないふぇす
■02/11:ぼ〜けっと
■02/15:コスチュームカフェ12号店
■03/07:コミックバイブル2
■03/14:サンシャインクリエイション23
■08/15:コミックマーケット66(3日目)
■09/19:サンシャインクリエイション25
■11/03:Brand New Leaf 14
■11/21:コミックメモリーズ2
■11/23:コスチュームカフェ13号店
委託参加イベント:1回
■12/29-30:コミックマーケット67
欠席イベント:5回
■03/21:Pure Snow 2
■04/11:ぺたクリ〜PETAKURI〜
■04/29:コミックレヴォリューション35
■05/03:Leaf 2000 FainaL!
■05/23:Brand New Leaf 13
落選イベント:2回
■10/03:コミックレヴォリューション36
■12/30:コミックマーケット67(2日目)
新刊:1冊
■突発総集編 PART2
年間販売成績合計:21部
■突発総集編 PART2■■■ 21部



*以下、販売成績に★のついているものは当日新刊。カッコ内は持込部数。
12月29〜30日(水〜木):コミックマーケット67(委託参加)

● 東京ビッグサイト:会議棟1階 6-003 ●
販売成績合計:3部 (26)
突発総集編 PART2■■■3部 (26)
 2004年度ラストの即売会である冬コミのサークル参加は予想通り(?)に落選。開催日数からして当選サークル数も少ないし、夏の遅刻の件もあるしで、まあそんなものだろうとは思いましたが、その実やっぱり悔しかったのでしょう。委託参加に申込んでしまいました。申込んだ後で新刊を完成させる目処がつかないことに気が付いて後悔しましたが、あっさり委託参加が通ってしまいました。仕方がないので毎度おなじみ「突発総集編 PART2」の出番です。これまでに頒布した残りの4部に新しく製作した22部を合わせた26部をイベント前日の12月28日に会場へ直接持ち込んで納品しました。イベントの準備段階でまだガランとした東京ビッグサイトは、いかにも嵐の前の静けさという雰囲気でした。
 翌29日、いよいよ第67回コミックマーケット開催です。とは言っても出展しているのが変わり映えのしない既刊だけで、どうも冬コミへの意欲や興味を失っている状態なので今一つ会場へ出かけようという意欲が湧きません。それでも一応会場へ出かけましたが、到着したのが15時20分。この時間でサークルの方を見回ってもあまり意味が無いので次回参加申込書だけ購入して、委託コーナーの方へ向かいます。会議室2部屋と外の廊下を使用した委託コーナーで「突発総集編 PART2」がちゃんと並べてあるのを確認してとりあえず一安心。でも全然売れている様子はありませんでした。まあ、それも無理もあるまいと思いつつも、2日間で1部も売れなかったらどうしようと少々不安な気分でその日は会場を後にしました。
 翌々日の30日。この日はLeaf系サークルの参加もあるだけに、買い物にも期待できるので早めに自宅を出発します。と言っても開場前から並んだりするのはしんどいので、イベント開始から30分後くらいならすんなり入場できるだろうと10時30分頃にゆりかもめの国際展示場正門駅に到着。コミケの一般参加でこんなに早い時間に会場に来たのは初めてのことです。しかし普通の一般参加者の皆様からすれば全然早くなかったようで、会場の建物から行列が伸びまくっていました。通常は駅から右手に進んでビッグサイトの正門から入場できるのですが、今回は行列の最後尾に並ばないといけないので左手に進んで階段を下ります。スタッフの方の誘導に従って行列に加わりましたが、もうこの時点でウンザリしてしまいました。同人誌即売会で行列に並ぶという経験が1度も無い私には正直かなりの苦行でしたね。しかもサークルの行列に並んでいるわけでもなく、ただ会場に入るためだけの行列なので、なおさら気が滅入りました。ソロソロと行列は進んでいき、昇り階段に差し掛かったところで後方を見下ろすと、まだまだ長い行列がずっと続いています。まるまる4年に渡って色んな同人誌即売会に参加してきましたが、基本的にサークル参加して本を頒布することを目的としており、買い物にはあまり熱心でない私が始めて一般参加者の苦労を身をもって知った瞬間でした。ホント皆さん根性ありますよ。過去に私がサークル参加していた折に、開場してから間もないうちにウチのスペースに立ち寄って下さった方々もこうした大行列を乗り越えて来てくれたんだなあと思うと感慨深いものがありました。そういう意味ではこの行列も良い経験になったし、新刊の無い今回の冬コミは落選して正解だったと思います。あんな行列に並ばされて行った先のサークルに新刊が無いんじゃ膝と腰が砕けてしまいますがな。
 さて、そんなウンザリものの行列もゆっくりですが確実に進んでいき、ビッグサイトの正門をくぐって会場内にようやく入れました。まずは委託コーナーをチェックしてみましたが、昨日と変わらず積み重ねられた「突発総集編 PART2」はさっぱり売れていない様子。早速トホホな気分でしたが、理緒ちゃん本が見つかれば元気も出ることでしょうと東館へと向かいます。行ってみるともうメチャクチャ人が多い状態。先ほどの行列に続いて一般参加者の熱意と根性に感服しつつ、私もその中へ入っていきました。前もってチェックしておいたLeafの配置を回ってみましたが、理緒ちゃん本の新刊はものの見事に見つかりませんでした。一応坂下さん本を購入できたのがせめてもの救いでしたが、やっぱり理緒ちゃん本を買えないことには会場へ来た意味がほとんどありません。新刊も無い身で知り合いのサークルさんを訪問するのも何だか気恥ずかしいし、理緒ちゃん本も手に入らないしで、「僕はここへ一体何をしに来たのでしょう?」みたいな気分でしたが、Leafの配置以外のサークルさんで理緒ちゃん本を出しているサークルさんがあるかもしれないと、会場の端からチェックしていくことにしました。以前に理緒ちゃん本を出していたサークルさんや、一方的かつ勝手にライバル視しているサークルさんなどをチェックしつつ次々にサークルスペースを見て回っていきましたが、途中で全部のサークルを見て回るのは不可能だと気が付き、途中をすっ飛ばして男性向け配置でLeaf系のサークルさんが並んでいるあたりをチェック。そのあたりはものすごく人が多くて、理緒ちゃん本が無いのを確認すると早々にそこから退散しました。あの人波を長時間掻き分けていくのは無理です。やっぱりお目当てのサークルさんや同人誌等、明確な目的のある人達に対して、あるか無いのか分からない物を探してさまよう私では気力の面で全然敵いませんね。結局、かなりの時間を費やしたのに理緒ちゃん本の新刊は発見できずでした。ガッカリしながら東館を後にして、帰る前にもう1度委託コーナーに立ち寄ってみましたが、相変わらず売れた様子の無い「突発総集編 PART2」を見てますます意気消沈。徒労感ばかり募らせて帰途に着きました。
 そんなわけで、結構散々な今回の冬コミでありました。感想はとにかく「疲れた」ですね。何より理緒本が無いのにはまいりました。これまでのイベント参加から理緒ちゃん人気の上昇を感じ取っていただけに、何とも残念な結果でした。ガッカリだぜ。まあ、「やっぱりオレがやるしかない」という理緒サークルとしての自覚はより強くなりましたから、これはこれでプラスに作用した部分もありますけどね。もっとも、そう思えるようになったのは冬コミからかなり経ってからですが…。売上に関しては、後日送られてきた納品書によって3部売れたことが判明しました。その後売上金も届いたのでどうやら確実に売れたと解釈して良さそうですが、実は1部も売れなくて同情したスタッフの方が…みたいなイヤな想像をしてしまいます。いや、まあ、基本的には信じていますけどね、ハイ。何はともあれ、お買い上げいただいた方には御礼申し上げます。どうもありがとうございました。これで売上ゼロだったら、不毛きわまりないコミケで終わってしまうところでした。2004年の同人活動の締めくくりという意味でも救われたと思います。まったく無駄に悪運ばかり強い私ですが、2005年はもう少しマトモな同人活動をお見せできたらと思います。



11月23日(火):コスチュームカフェ13号店

● 都立産業貿易センター 浜松町館3-5階:E6 ●
販売成績合計:4部 (8)
突発総集編 PART2■■■4部 (8)
 ものの見事に売上ゼロををキメてしまったコミメモ2から1日はさんでの即売会となるコスチュームカフェ13号店。当然新刊なんぞ出せるわけもなく、また売上ゼロだろうなあと悲しい予感が前日からしていました。それでもペーパーしか配布していないような今年前半の時期に比べれば全然マシな状況ですし、年内最後の即売会へのサークル参加なので、、元気を出してイベントの一日をを最後まで楽しもうという心構えは出来ておりました。我ながら打たれ強いと感心します。懲りてないだけとも言いますけど…。
 前々回のBNL14や前回のコミメモ2では仕事から帰ってきて一睡もしないでイベントに参加したので眠くて仕方がなかったのですが、今回は前日の夜勤がわりと早めに終わって時間に余裕があったので、3時間ほど仮眠を取ることが出来ました。寝坊することも無く予定通りの時間に目を覚まして自宅を出発。およそ3週間ぶりの都産貿の5階へ上がり、イベントのカタログを購入して会場内へ入場します。同じ会場だったBNL14では5階の右半面だけを使用して、さらにその半面にしかテーブルが配置されていなかったのですが、今回のコスカ13では5階全面にテーブルが配置されていて、イベントの規模の違いを思い知らされたりしました。自分のスペースにたどり着いてお隣のサークルさんに挨拶をすると、以前からウチのサークルのことを知っていたと聞かされて、ちょっと恥ずかしい思いをしました。いや、新刊をそれなりに定期的に出して普通に同人活動をしていれば別に恥ずかしくないのですが、今の活動上状況では下手に認知されてもみっともないだけですしねえ。お隣のサークルさんの話によると、イベントのカタログを見る度に理緒ちゃんのサークルカットで参加しているので「根性あるなあ」と思っていたそうですが、別に根性があるわけじゃなくて理緒ちゃん以外のヒロインはどうでも良いだけなんです(オイ)。しかし、考えてみればサークルさんだけでなく一般参加の人でも、イベントでLeafジャンルの配置をチェックする人には毎回理緒ちゃんのカットでおなじみのサークルになってしまっているのかもしれません。でも現状でおなじみのサークルになっても恥をさらすことにしかならないしなあ。トホホ。まあ、単におなじみなだけでウチのサークルに期待している人はほとんどいないでしょうけど…。そんなわけで、少々情けない気分で例の「突発総集編 PART2」をテーブルの上に並べて準備を整えましたが、やがて前回のコスカで背中に汗をかかされたスタッフの到来が今回もありまして、やっぱりコスプレした女性でした。…しかも2人。もっとも今回は何故か見本誌のチェックが無かったので、それほど困惑せずにすみました。良かった良かった。いずれはエロ同人誌も出そうかというのに、いい加減この手のことには慣れなくてはいけないのですが、どうもダメですね。ところでコスカに男性スタッフがいないのかというとそんなことはなくて、開場前に既に大行列となっている人気サークルの行列を数人がかりで誘導していました。さすがにお目当てのサークルさんの本を買うのに殺気立っている人達を抑えるのには男手が必要みたいです。今回は自スペースの背後から手前の通路へと長い行列をソロソロと誘導していくのを間近に見て、男性スタッフの方も苦労しているなあとしみじみ思いました。もう「見本誌チェックは男性スタッフで」などという贅沢は言いますまい。
 午前11時に主催者の方のちょっと恥ずかしいアナウンスと共に開場。前回のコミメモではあまりにヒマを持て余してしんどい思いをしたのですが、今回は落描き用のスケッチブックを持参してあるので問題なし。開場と同時に早速楽描き開始です。…って、何か間違っているような。まあ、そんな感じで売上ゼロを前提にイベントは始まったのですが、11時24分に最初の立ち読みがありまして、その後37分に1冊売れました。もちろんすごく嬉しくてありがたかったのですが、予想と違う展開に「何だか話が違うぞ」と妙な不条理感にとらわれたりもしました。その後は12時33分、13時55分、14時14分と1冊ずつ売れて、販売成績は合計4部。立ち読みの方も12名ありまして、素通りされまくりで売上ゼロの寒い一日を覚悟していたのに、完全に肩透かしをくらった感じでした。こうなると前回のコミメモ2での低迷ぶりは一体何だったのか疑問が浮かびます。まあ、あれこれ考えるよりも、さっさと新刊を出した方が得策でしょうけど…。場内の方ですが、開場と同時に幾つかの長い行列が形成され、島中も一般参加者が活発に歩き回ってなかなかの盛況ぶりでした。13時以降になるとさすがに人も減って、その流れも緩やかになりましたが、それでも通路内がガラガラの全くの無人状態ということはなくて、サークル、一般ともに参加者の多いイベントなんだなと思わされました。やっぱり人が多くて活気のあるイベントは良いものです。来年の2月に開催される第14回には都合で参加できないのは残念ですね。
 15時30分にイベント終了。夜に仕事があるので早々に撤収しましたが、年内最後の即売会へのサークル参加としてはまあまあの結果だったのではないかと思います。2004年はイベントでの完全な新作の頒布が1度も無しというとんでもない1年でしたが、あれこれ後悔するよりも新作の完成に力を入れて、2005年からの再起を目指します。とりあえず2004年に予定していて出来なかったことをやり直すという周回遅れの1年になってしまうと思いますが、これまでと変わらず理緒ちゃん萌えサークルとして頑張っていきますので応援よろしくお願いします。



11月21日(日):コミックメモリーズ2

● 池袋サンシャインシティ 文化会館2階 Dホール:H-05a ●
販売成績合計:0部 (9)
突発総集編 PART2■■■0部 (9)
 前回のイベントであるBNL14に参加して、もう少し売れるサークルを目指そうと思ったわけですが、そのわりに今回のコミックメモリーズ2でしっかり新刊を落としているのはどういうわけなんでしょう? 我ながら先の見通しの甘さや計画性の無さにあきれてしまいます。しかし、あきれていてもイベントは時が来れば始まってしまうわけで、イベント当日の朝には会場へ出かけなければなりません。前日の夜勤が長引いて、自宅に到着するとすぐに出かける少々慌しい出発でしたが、もとから予想されていたことなのでそれほどバタバタすることも無く用意を整えて自宅を出ました。池袋に到着してサンクリやCレヴォでおなじみサンシャイン文化会館内の会場へ向かいます。前回のコミメモは参加サークルが会場の大きさに比べてかなり少なかったようで、ずいぶんとスカスカしたテーブルの配置でしたが、今回は300以上のサークルスペースがあるだけに、もちろんサンクリやCレヴォのような密接した印象は無いものの、そこそこ余裕があると言える程度のテーブル配置になっていました。先に到着していた左隣のサークルさんに挨拶をして、テーブルの上に例の「突発総集編 PART2」を並べて準備完了。ぼんやりとカタログを眺めながら開場を待ちます。ちなみに今回の参加サークルで「ToHeart」のカットはウチだけで、「ToHeart2」のサークルカットの方が多いという状態でした。
 午前11時に(少し遅れたかも)に開場。一般参加者の入りはどんなものかと首を伸ばして出入口の方を眺めます。配置された場所が会場の奥の方で、しかも出入口の方向に大きな柱が立っているので直接出入口を見ることは出来ませんが、そこそこの大群が流れ込んできて3つほどのサークルの前に列が出来上がりました。通路内はポツポツと人がいる状態から、時間が経つにつれてそこそこ人が流れるようになりました。今回はそこそこという表現が多いですな。しかしながら我がサークルの方は閑古鳥が鳴きっ放しで、イベント開始から2時間あまりは立ち読みをする人も無く素通りされっ放しでした。開場後にやってきた右隣のサークルさんの方に人だかりが出来て、ウチのテーブルの前に立った人が斜めに手を伸ばして右隣のサークルさんの本を手に取るという状態がしばらく続いたりして、すっかりトホホな気分でした。その後13時5分に最初の立ち読みがあって、以後28分、35分、38分、14時ちょうど、と立ち読みしていった方は合計5名でした。売上の方はもちろんゼロです。まあ、今回は当然の結果だと思います。5人も立ち読みがあっただけでも出来過ぎでしょう。最初の2時間なんぞはこのまま誰からも素通りされたまま終わってしまうのかと思いましたから。最後の1時間も素通りされまくりで、11時から15時までの開催時間4時間のうち、3時間は素通りされるだけでポヤ〜っとしていたことになります。売れないのは仕方がありませんが、眠いのと退屈なのには困ってしまいました。落描き用のスケッチブックでも持っていけば良かったです。それと、ウチのスペースの前に立って隣のサークルさんの本を読むのはやめて欲しいなあ。さすがにアレは傷つきます。でも今の状態で注意してもこっちの方が惨めな気分になりそうですしね。トホホ(泣)。
 コミメモ第1回といえば、その前のサンクリ22に続いて同じペーパーを配っているのを一般参加者の方に指摘されたり、せっかくスケブを頼まれたのにダメダメな絵しか描けなかったりで、2004年度最も恥ずかしかったイベント第1位に燦然と輝く即売会でした。今回のコミメモ第2回は恥ずかしくはなかったけれど、新刊無しのツケをしっかり払わされましたね。今回のことは、これから先も同人活動を続けていくうえでの良い教訓になったのではないかと思います。…まあ、教訓無しでもしっかり同人活動を続けていけるのが一番良いことなのですけど。2004年は冬コミに落選しているので次のコスチュームカフェ13が最後の即売会へのサークル参加となりますが、参加する状態はコミクリ2と同じだったりします。また素通りされまくりで売上ゼロとなりそうな予感がビシバシしますが、今年1年の締め括りとしてキッチリ参加して、素通りされる悲しさや売上ゼロの悔しさを次へつなげたいと思います。



11月3日(水):Brand New Leaf 14

● 都立産業貿易センター 浜松町館5階:E12 ●
販売成績合計:1部 (10)
突発総集編 PART2■■■1部 (10)
 春に開催された第13回をサークル参加が確定していながら欠席してしまったので、ちょうど1年ぶりの参加となるLeafオンリー即売会のBrand New Leaf。個人的に一番思い入れのある即売会なのですが、頒布する本の品揃えが思い入れに見合っていた例(ためし)が無いのが情けないところであります。そして前例にもれず今回も新刊を落として「突発総集編 PART2」を再版することに。この「突発総集編 PART2」ですが、せっかく夏コミとサンクリの2つのイベントで最初に製作した20部をキレイに使い切れたのに、また不良在庫を抱える羽目になりそうで、今回の再版はコピーしている最中からどうにも気が重かったです。まあ、新刊を間に合わせられない自分が悪いわけですけど。
 さて、イベント当日の朝は前夜の仕事から帰ってきてから出発するまでに3時間ほど余裕があったのですが、去年のサンクリ20の時のように寝坊して遅刻してしまうのが恐かったので、寝ないで出かける時間まで起きて待っていました。おかげでそろそろ出発しようかという頃に眠たくなってくるし、少し前からひいていた風邪のせいか口の内側が少し腫れている状態で、今一つさえないコンディションです。しかし、イベントの準備自体は前日からキッチリ用意してあるので出発前にバタバタすることも無く、久々のBNLだけにそれなりにはりきって自宅を出ました。交通機関の遅れも無く、サークル入場時間終了30分前くらいに無事に会場入り。カタログを購入してから自分のスペースへ向かい、両隣のサークルさんに挨拶をして準備を始めます。準備といっても机の上にコピー本を重ねて置くだけで、後は巡回してきたスタッフの方に本のチェックをしてもらうだけなので、あっさり準備完了です。今回は本のチェックをする方が男性だったので実に気楽でしたね(笑)。しかし、本のチェックが気楽に済んでも、知り合いのサークルさんがやって来て相変わらず新刊が無いのを見られてしまったり、そのサークルさんがまたキッチリと新刊を製作してきていて本をいただいたりして、結構恥ずかしい思いを味わうのは避けられないのでした。どうも即売会のたびに面識のある人と顔を合わせるのが少々辛くなってきました。早く新刊を出して、得意満面幸せいっぱいの笑顔で顔を合わせられるようになりたいものです。それはそれで不気味がられるような気もしますけど…。
 そうしているうちに午前11時に主催者の方のアナウンスでいよいよ第14回のBNLが開場しました。もともと回を重ねるたびに減少していた参加サークルがさらに減って、今回はサークルスペースが場内の敷地全面を埋めることも無く、会場の奥の方は未使用の状態。今年の2月に参加した「ぼ〜けっと」ほどではないにせよ、かなりスカスカしたテーブルの配置となっています。私のスペースからはイベント会場の出入り口がよく見えるので、一般参加者の入りはどんなものかと興味津々でながめていましたが、ドドーッと一気に人の波が流れ込んでくることも無く、順番に一列でスイスイと人が入口を通過してくる感じでした。それでも何箇所かのサークルさんのスペースには行列が出来ていましたが、イベント開始直後の殺伐とした雰囲気は無く、その後も通路前をパラパラと人が通る程度で終始マッタリ状態なのは見ていてちょっと寂しかったです。まあ、そんなことで寂しがっている場合ではなくて、自分のサークルの方を心配しなくてはいけない立場なのですが、今回の販売成績は結論から先に書きますと1部のみでした。ある意味予想通りの結果ではありますし、とりあえず売上ゼロを回避できて良かったと言えますが、夏コミに続いて今回も立ち読みがかなり多かったです。それがけしからんとかそういう話ではなくて、何故に「突発総集編PART2」はこうも手にとられやすいのか分からないので、どうも腑に落ちません。11時9分にほぼ同時に2名、以降は20分、45分、46分、47分、50分、52分、12時25分。そして35分に1部売れて(ありがとうございました)、その後は58分、13時3分、14時10分、57分と、売れた分も合わせると計14名の方に目を通してもらえたわけで、今年の夏コミ(18名)には及ばないものの、去年の冬コミ(13名)をわずかながら上回ります。まあ、手に取ってはみたものの、1名を除いて全員が中身を見て買うに値しないと判断をくだしたわけですが(泣)、そもそもそれほど魅力的な表紙というわけでもないので、わけが分かりません。理緒ちゃん人気の上昇が原因としてもちょっと極端すぎるし、ウチのサークルの知名度が上がっていることはありえないですし。参加サークルが少ないだけに、目についた本はとりあえず目を通しておくという人が多かったのかな? もちろんどんな理由であれ、参加者が少ない即売会でも多くの人に本を手に取って見てもらえるというのはありがたいことですし、今後の同人活動にも希望を持てるのでとても良いことなのですけど。でもその理由が知りたいですね。
 前述のように、開場直後に幾つかのサークルさんのスペース前に行列が出来た後は、場内は終始マッタリムード。ちょうど観察できる位置にある人気サークルでもイベント終了時に結構冊数を余らせていて、以前に別の即売会で飛ぶように本が売れて完売しているのを間近で見ていたことがあるだけに、一般参加者の大幅な減少を感じずにはいられませんでした。マッタリムードの即売会も良いものですが、やっぱりBNLにはもう少し活気があって欲しいところです。年内に発売予定のLeafの新作「ToHeart2」がヒットすれば、また大手や人気サークルも戻ってきて、それにつれて一般参加者も増加してまた活気を取り戻すかもしれませんが、しかしそれはそれで何だか釈然としないですね(笑)。考えてみれば、ドニー・イェンの同人誌で勝負しているのならともかく、「Leaf」というコミケやサンクリ等で専用のジャンルコードを持つような超メジャーなジャンルで同人誌を出しているわけですし、理由は今一つ不明ですが本を手に取って見てくれる人も増えつつあることですし、他力本願はやめて当サークル自体が今後はもっと「売れる」サークルを目指していこうと思います。もちろんだからといって「売れるサークル」=「良いサークル、優秀なサークル」みたいなアホな思考に陥るつもりはないですし、「ToHeart」に関しては主人公の藤田浩之とカップルを組むのは雛山理緒の唯一人のみという不文律を崩すことはありませんけどね。やっぱりそれだけは絶対に譲れんのですよ、ハイ。
 とまあ、そんな図々しくも勇ましい決心を固めたのは良いとして、イベントに話を戻しますと期待していた買物には結局出かけませんでした。体調が今一つのうえにやたら眠くて時々ウトウトしていたのと、立ち読みをしていく人がいるので席を外すタイミングを失ってしまい、トイレに行く以外は終始スペースを離れませんでしたね。15時に即売会が終了。その後も抽選会や反省会があったようですが、眠いしおまけに夜に仕事があるので即売会終了の時点で撤収しました。イベント規模の縮小ぶりにショックを受けたりもしましたが、今はサークル、一般参加者ともに本当にLeafのゲームやキャラクターが好きな人だけが集まっているわけで、そういう意味ではオンリー即売会としては一体感のある理想的な雰囲気に包まれたイベントだったと思います。今後も抽選漏れが無い限りサークル参加していくと思いますが、前回欠席、今回(も)新刊無しと、私の参加態度はあまりよろしくないのが実情です。特に今回はほぼ確実に出せるはずだった新刊を出せなかったのはイカンですな。新刊を期待されていた方にも申し訳無かったです。このあたりは来年春のBNL15までにフォローしていきますので、どうか見捨てずに応援よろしくお願いします。



9月19日(日):サンシャインリエイション25

● 池袋サンシャインシティ 文化会館、ワールドインポートマート:A1ホール I-04b ●
販売成績合計:7部 (7:持込完売)
突発総集編 PART2■■■7部 (7:持込完売)
 色々あった夏コミ終了からおよそ1ヶ月後、秋の即売会参加の第1弾は、ご存知池袋でのサンシャインクリエイション25です。夏コミ前から描いていた新刊を完成させて出せると思っていたのですが、結局(また)間に合いませんでした。未完成状で(また)準備号として出そうと一度は思ったのですが、どうせ1ヶ月半くらいで完成版が出てしまうのだから、ここで作りかけの白い原稿をさらすこともあるまいと考え直し、夏コミで頒布した「突発総集編 PART2」の残りを持ち込むことにしました。今回は自分の意思で新刊無しを選択したので、そういう意味ではさほど落胆はしていないのですが、新刊を楽しみにされていた方には申し訳無かったと思います。一応当サイトの日記の方で新刊が無い旨を告知しておきましたが、ウチのサイトはアクセスが少ないのでどれだけ役に立ったか…。
 というわけで、落胆しているわけではありませんが、さりとて期するものがあるわけでもないので、のんびり気分でサークル入場時間終了の30分前に会場に到着すれば良かろうと、ボチボチと自宅を出発。ところが駅近くでサークル入場証やサークル配置図等の書類一式を忘れていることに気がついて、慌てて引き返すことに。電車に乗る前に気がついたのが不幸中の幸いでしたが、これで一気に時間の余裕が無くなってしまいました。前回の夏コミに続いてまた遅刻かいと焦りまくりでしたが、ギリギリでサークル入場時間内に会場にすべりこむことが出来ました。多分残り時間1分も無かったでしょう。自分のスペースにたどり着くと安心と疲労でヘロヘロになってしまい、お隣のサークルさんに挨拶するとテーブルの上のチラシを片付ける気力も無くへたりこんでしまいました。開場時間が近づいてきた頃、汗も引き始めてようやく気力が戻ってきたのでボチボチ準備を開始します。荷物をチェックしたら、いつも使用している値札やお釣り用の小銭なども忘れてきていることが発覚。今回忘れ物が多いなあ。とりあえず値札はスケッチブックを小さく切って代用して、お釣りは「どーせ売れやしねー」と開き直ることで解決しました(←解決してねーよっ!)。ともかくもテーブルの上に今回の頒布物である「突発総集編 PART2」を並べて置いて準備完了。ここで左隣のサークルさんから本をいただいたので、こちらも1冊お渡ししました。しかし、毎回同人誌の交換の度にどうも情けない気分になってしまいますね。こうした同人誌の交換に損得勘定を持ち込むのは意地汚いことだとは思いますが、本の出来からするとどう考えても毎回向こうの方が損してるよなあ。頒布にしろ、交換にしろ、もっと自信満々に渡せる本を作りたいものです。次の新刊は一応そうなる予定ではありますが。…予定というよりは希望ですな。
 さて、午前11時になってイベント開始です。今回頒布する本は夏コミで6部も売れてしまったし、そもそも収録してあるマンガが以前に沢山売れた本と同じものなので、あまり見込みは無いけどまあ閉場までに1部くらいは売れるでしょうとのん気に構えておりました。場内を見渡す限りでは、開場早々は人の流れはさほど多くありませんでしたね。対面のサークルさんから向こうはTYPE-MOONというエロゲーメーカーのジャンルのブロックでしたが、人気ジャンルと聞くわりには下手をするとこちらのLeafのブロックの方が人が多いんじゃないかという感じでした。本当に人気ジャンルなの? それはさておきウチの売上ですが、11時28分に1冊売れるという予想外の上々の滑り出し。しかし出されたのが1000円札だったので、必死に財布の中を引っ掻き回して何とかお釣を渡します。モタモタしてすいませんでした。続いて間をおかずに29分にまた1冊売れましたが、今度は500円玉です。100円玉2枚と50円玉2枚で何とかお釣りを渡せましたが、これでお釣りに使える小銭が尽きてしまいました。1日かけて1冊売れるかどうかを心配していたはずなのに、開場30分でお釣りが無いことを心配する羽目になるのだから、世の中分かりません。幸いにもこの後はおつりを出す必要は無かったのですが、35分、56分、12時05分、27分、29分と1冊ずつ売れて、この時点で最後に残った見本誌は背表紙の部分が少し破れているので売り物にするわけにもいかず、何と開場から1時間30分足らずで完売してしまいました。「何か間違ってるんじゃないか?」と疑問に思うくらい順調なペースでしたね。って言うか、明らかに間違ってますよ。夏コミよりも売れちゃってるじゃん。自分の中のコミケ幻想が打ち砕かれて、ちょっとショックでした。考えられることとしては、前回の夏コミでは西館配置だったので東館を回るだけで手いっぱいだった人の目に今回初めて触れたということと、もう何度も書いていることですが理緒ちゃん人気の上昇の2つが大きな要因でしょうか。それにしても、1日がかりならともかく、イベント終了までまだ3時間も残っている時点で完売してしまうとは夢にも思いませんでした。私は下手に完売してしまうよりは余らせた方が良いと考えるタイプですが、今回に限っては「もっと持って来ていれば…」とは言いますまい。もともと1冊売れれば御の字という考えでしたし、何より本来ならば新刊を持ち込んでいたはずでしたからね。まあ、今回の売れ行きを考えると中途半端な準備号やらお試し版やらを頒布しなくて良かったと思います。しかし「突発総集編 PART2」は間に合わせで作ったわりに、コミケの準備会への提出に1部、見本誌に1部、他サークルさんとの交換に5部、頒布に13部と、製作した20部を2回のイベントで良い感じに使い切れて、実に幸運な本でした。こんなにキレイに消費できた本は今までありません。ダメダメな活動内容なのに、夏コミから幸運(悪運かな?)に恵まれまくりの当サークルですが、そろそろ真面目にやらないといけませんね。
 12時30分に売るものが無くなってしまい、どうしたものかとしばらく思案していましたが、その日は実家へ行く用事もあったので引き上げることに決め、12時55分に撤収しました。たっぷり時間があるので、普段は訪問してもらってばかりのサークルさんをたまにはこちらから訪ねようと出かけましたが、先客がいたり、本人が外出していたりで、タイミングが合わず結局誰とも話せずでした。残念。基本的に1人でサークル参加している身なので、こういう機会は中々無いのにどうも上手くいきませんな。せっかく「いや〜、完売しちゃいましたよ」と自慢できるチャンスだったのに(オイオイ)。まあ、「でも7部なんですけどね」とオチがつくわけですが…。挨拶回りも簡単そうに見えて、意外と難しいですな。その後はざっと会場内を回って他のサークルさんのスペースを見物して、13時40分くらいに会場を後にしました。新刊を落としておいて何ですが、やっぱり売るものがあって、しかもそれが売れると同人誌即売会は実に嬉しくて楽しいですね。次の即売会はもっと嬉しく楽しくなるように新刊をたずさえて参加したいと思います。10月は参加イベントが無いので、11月からサークル参加再開となりますが、さてどうなりますか。頑張りますので、応援よろしくお願いしまっする。…何だかんだ言って、本が売れると余裕ありますな(笑)。



8月15日(日):コミックマーケット66(3日目)

● 東京ビッグサイト:西2ホール き-14b ●
販売成績合計:6部 (15)
★突発総集編 PART2■■■6部 (15)
 年内最大のイベントである夏コミが、今年もまたやってまいりました。毎回切腹ものの同人誌の品揃えであるにもかかわらず、命冥加に今回も当選させていただきました。今回は3月14日のサンクリ23から、5回連続のイベント欠席をはさんで5ヶ月ぶりの即売会参加でもあり、ようやく同人誌製作の時間もとれるようになり、非常に気合が入っていました。…でも新刊落としました。事前の準備では自分の手の遅さを計算に入れて、絵柄が多少ヘタレても気にせずスピード重視で描いていくつもりだったのですが、実際にやってみるとどうも上手くいきませんでしたね。ちょっと難しいポーズやアングルになると、サラッと描いた段階では無視しきれないヘタレな作画になってしまいます。これで気にするなと言われても気にするよ。人間の女の子というよりは謎の物体と言った方がふさわしいような歪んだ線が原稿用紙の上に漂っているようでは、必死になって修正するしかないでしょう。結局下描きに関しては、想定していたよりも3倍の時間がかかることが判明しました。まあ、今後の計画を立てるうえでの目安をつかめたわけですし、それが分かっただけでも良しとしましょう。…本当は全然良くないんですけどね。
 さて、新刊が落ちることが決定したので代わりの本を用意する必要があります。せっかくの夏コミなのにペーパーだけではあまりにも寂しいので、苦しまぎれですが総集編を製作することにしました。以前に製作した総集編以降の作品を収録すればページ数もちょうど良く、総集編第2弾としての体裁も整うので、早速とばかりにパソコンに向かって編集作業を開始。今年に3連続で出したペーパーのイラストも組み込んでせっせと編集していきましたが、インクジェットプリンタでの印刷に時間がかかることを失念してしまい、編集作業が終了して全てのページをプリントアウトした時点で午前7時30分を過ぎてしまいました。駅に向かう途中でコンビニでコピーを済ませ、JR上中里駅から京浜東北線に乗り込んだ時点で8時を回っており、「これは遅刻かも」と覚悟を決めることに。ゆりかもめで国際展示場正門駅に到着した時点でサークル入場終了時間の午前9時を過ぎており、一般参加者の行列最後尾に並ぶことになるのかと思ったら、改札を出るとスタッフの方が「サークル参加者は右へ」と案内しているので、とりあえずそちらへ進みます。ビッグサイトの正門の前の広場は既に一般参加者の行列で埋め尽くされており、柵で閉じられています。当然ながら正門からは入場できないので、広場の脇を通りながら何処へ行けば良いのか迷っていたら、サークル参加者は1階へ降りて入場とのことで、1階へ降りてバスのターミナルを渡って施設の方へ近づいていくと、サークル入場口らしきものが見えてきました。そこで入場証を渡してようやく中へ入ります。てっきり一般参加者の行列最後尾に並ぶものだと思っていたので、遅刻でもサークル入場口がまだあったのには助かりました。一般参加で入ると実際に施設内に入れるのは11時を過ぎてしまうでしょうからね。まあ、遅刻サークルとして確実にチェックされていると思うので、次回の冬コミはペナルティで落選させられるかもしれませんが、それは自業自得なので仕方がありません(泣)。ともかく開場前に入場できたので、急いで自分のスペースへ向かいます。何しろ頒布する本がまだコピーを済ませただけの状態で、これから製本するという有様ですから、とにかく提出用の見本誌を作らねばとスペースに到着してもホッとする間もなく、せっせと机の上の大量のチラシを片付け始めます。ちなみに机を共有する右隣のサークルさんもまだ到着していませんでした。チラシの山を相手にバタバタしていると、スタッフの方が参加登録と見本誌回収にやって来ました。参加登録証は自宅で記入済みだったので、まずはそれだけ提出して仮登録してもらい、見本誌は後ほどサークル受付の方へ提出ということでその場は解決。今回の総集編は36ページで18枚の紙を使うので、目当てのページの紙を引っ張り出すのに少々手間取りましたが、折って束ねて綴じて何とか1冊だけ仕上げると、サークル受付のスペースへ駆けつけて見本誌提出も無事終了。どうでも良いけど見本誌のチェックをされる方はコスプレした女性でした。今回の本には露骨な性描写とかはありませんけど、パンツが見えてるイラストがあったりするので、どうも女性に中身をチェックされるのは気分的にキツいですね。遅刻しておいてそんな贅沢を言える身分ではありませんけど。…このあたりコスチュームカフェから全然進歩してないなあ。ともかくも、開場前に必要な手続きを全て済ませることが出来て、ここでようやく一息つけました。
 そういうわけで一息つけたのは良いのですが、開場後に頒布する本がまだ1冊も無いので、その製作に取りかかることに。使用する紙の枚数が多いので、ページを取り違えたりしないように3冊ずつ製作していくことにして、各ページの紙を順番に3枚ずつ引っ張り出して、全部そろえた後に折って重ねていきます。そうこうしているうちに開場のアナウンスが流れ、まだ1部も出来上がらない状態で拍手と共に第66回コミックマーケットが始まってしまいました。まあ、ウチは開場直後に人がやってきたりすることはありえないのだから、そう慌てることもあるまいと弱小サークルならではの余裕(オイオイ)で落ち着いて製本作業を進めます。ただ、この日は午後3時くらいまでずっと製本作業をしていたので、場内の様子はほとんど観察出来ませんでした。開場直後はいつも通りに外周サークルに人が集中して島中はガラガラだったようです。少なくともウチのサークルの前には誰もいませんでした(笑)。開場から20分ほどしてようやく最初の1冊が完成。続いて2、3冊目と完成するとスペースの左端に重ねて置いて、さらに4冊目以降の製本作業を続行します。もう売れるかどうかや場内の様子など完全に意識の外で、製本作業そのものに没頭してしまう安藤反人でした。そもそも今回の総集編に収録してあるマンガは、「はじめてのお泊まり《お試し版》」、「ホップの『ほ』」、「ホップの『つ』」に掲載したものですが、これらはそれぞれ19部、21部、17部と、当サークルとしては破格に売れた(←笑うな!)だけに、それらと同じマンガを再録した本ではほとんど売れないだろうという予測がついていました。なので現実逃避気味に製本作業に没頭する安藤さんを責めてはいけないと思います。…などとやっていると10時37分に1冊売れて、腰がぬけるほどホッとしました。最悪の場合1日かけて1冊売れるかどうかと思っていたので、開場から1時間もしないうちに売上ゼロをあっさり回避出来たのは本当に良かったです。これで後は流していけばいいやと、ボチボチ製本作業を続けていましたが、11時25分、48分、58分、13時11分、29分と1部ずつ売れて、合計6部という成績でした。本の中身が再録のものしかないことを考えれば、出来すぎを通り越して驚異の数字といえるでしょう。と言っても、買っていただいた方々には何だか見覚えのある顔も多かったような気もするので、前の本も持っているけど理緒本だから一応買ったという方もいたでしょうねえ。すいませんでした。それと今回は立読みが多くて12名もいました。売れた分も合わせると18名の方に当サークルに立ち寄ってもらえたわけで、これまでの最高記録だった2003年の冬コミの人数(13名)を超えました。自分で見る限り、そんな思わず手に取りたくなるような素敵な表紙だとは思えないんですけどね。カラーでもないし、ただこれまでに描いたサークルカットを貼り合わせただけのものですし。これはやはり理緒ちゃん人気が高まっているせいなのでしょうか? だとしたら、せっかくの売上アップの機会を私はふいにしているわけで、全くあきまへんな。しかし、去年の春あたりから感じ始めた理緒ちゃん人気の上昇はとても喜ばしいことです。私も理緒萌えサークルとして、理緒ちゃん人気の盛り上がりに及ばずながら力を添えていきたいと思います。…新刊落としまくっておいて言えた義理ではありませんけど。
 開催時間の大半を製本作業に費やすことになるので買い物に出るのを迷っていましたが、12時過ぎに右隣のサークルさんが到着。ウチと合わせて理緒ちゃんサークルはそろって遅刻でございます。そう言えば、アニメ版「ToHeart」でも理緒ちゃんが浩之とのデートの待ち合わせ時間に遅刻してましたな。…って、そんな話はいいとしてそのサークルさんと同人誌を交換してもらいまして、これで理緒本を1冊手にすることが出来ました。その後15時過ぎくらいに知り合いのサークルさんが立て続けに訪問してくれまして、ちょこっと雑談と同人誌の交換。両方のサークルさんともちゃんとオフセットで新刊を出していました。一方のサークルさんは今回初めてデータ入稿をしたそうで、そうやって周囲の人たちは進歩の道を歩んでいるのに、オレの方はときたら退化と堕落の道を確実に歩みすぎです。困ったもんだ。そうしているうちに15時20分を回り、場内の混雑もおさまり製本作業も一段落ついたので、トイレも兼ねて少し周囲のサークルさんを見てみようとスペースを離れて場内へとくりだします。足早に回っただけなのでほとんど買い物はしませんでしたが、坂下さん本を頒布しているサークルさんのところで見本誌に使用していた新刊の最後の1冊をいただいたので、こちらも本を1冊渡して外回り終了。製本作業に時間を取られすぎて、今回は場内の観察や買い物がほとんど出来なかったのは残念でしたね。
 16時に場内アナウンスが流れ、拍手と共に第66回コミックマーケットが終了。雨天のためか比較的涼しくて過ごしやすい1日でした。汗だくで製本作業をしなくて済んだのは本当に助かりました。とにかく今回は遅刻、会場製本、実質的な新刊無し…と反省点だらけでしたね。そのわりには開場前に入場できたり、天候のおかげで製本作業がしやすかったり、売上ゼロを回避できたりと、幸運に恵まれたと思います。悪運が強いと言った方がより正確かな。次回の冬コミは2日間開催で抽選率が低いうえ、遅刻のペナルティが確実に付くと思うので当選は望み薄ですが、まあ、これに関しては他の誰でもなく自分が悪いので割り切ってあきらめます。今年は18禁描写やオリジナルタイトルの執筆等、同人活動の幅を広げていきたいと思うので、くよくよしていないでそのまた次の夏コミや他の即売会を目指して頑張ります。もちろん理緒ちゃんを筆頭にパロディ作品も頑張りますよ。まずは次の即売会である9月19日のサンシャインクリエイション25を目指しましょう。



3月14日(日):サンシャインリエイション23

● 池袋サンシャインシティ文化会館、ワールドインポートマート:Dホール オ-18b ●
販売成績合計:-
*今回は有償による頒布物がありませんでした。

参考
★「せつなく、VS」前哨戦 …其の弐■■■11部 (15)
 今年最初に参加した即売会が1月のサンクリ22。売るもの無しでペラペラのペーパーを配っていたあの日から、全く何も変わらないまま今年2度目のサンクリを迎えてしまいました。いや、正確に言うと今回はペーパーの背表紙を製本テープで補強していない分だけさらに悪くなったと言えるかもしれません。本来の予定であれば、すでに理緒ちゃんのコピー本2冊と、初めての18禁本が出来上がっているはずなんですが…。す、スマン。新刊無しなのもさることながら、イベント前の木曜日に所用で大阪(正確には兵庫県ですけど)へ出かけておりまして、イベント当日の朝に夜行バスで東京に戻って来るというスケジュールだったので、遅刻してしまうのではと少しハラハラしましたが、何とか新しいペーパーを持ち込んでサークル入場時間に間に合うことが出来ました。ちなみに今回のペーパーの表紙に使用した理緒ちゃんのイラストは、出先の兵庫県の祖母宅で描いたものです。裏表紙のあかりイラストは東京の自宅で描いたので、我がサークル初の東西コラボレーション作品です! …って、そんなことどうでも良いか。とりあえず去年のサンクリ20の時のように遅刻することはなかったのがせめてもの救いですが、サークルカットがお馴染み理緒ちゃんのため、サンクリ22やコスカ12号店でもお隣だったサークルさんがまた今回もお隣で、ペーパーばっかり配っているのを散々見られているだけに非常に恥ずかしかったです。もう一方のお隣は欠席でした。今回のサンクリ23の後に5回連続でイベントを欠席する身として言えた義理ではありませんが、やっぱりお隣が空席だとちょっと寂しいですね。いや、ホント言えた義理ではありませんけど…。
 薄いペーパーを並べて準備完了(笑&泣)しているところで、午前11時よりイベントスタート。毎度お馴染み理緒ちゃんvsあかりのペーパー対決をするくらいしかないので、(一般参加者から見て)右側に理緒ちゃん、左側にあかりの配置で場内を眺めていましたが、11時33分に理緒ちゃん、37分に理緒ちゃん(2部)、ほぼ同時にまた理緒ちゃん、42分にあかり、12時6分にあかり、20分頃に知り合いのサークルの方が来てくれまして、ちょこっと話しこんであかりを持っていってくれました。…理緒ちゃんの方が良かったのに(オイッ!)。その後トイレに行きまして、戻ってくると理緒ちゃんが1部減っていました。続いて34分に理緒ちゃん、しばらく間が空いて午後1時38分に理緒ちゃん、2時ちょうどくらいにあかり、6分にあかり(持っていかず)という結果でした。6対5で理緒ちゃんの勝利。これまでのセオリーを破って右側に置いた方が勝ちましたね。それにしても人手の多いサンクリとはいえ、よくぞ11部も持っていってもらえたものです。一応はそれくらいの画力はあると思って良いのかな? …いやいや、慢心は禁物ですな。
 さて、イベント終了は午後3時ですが、午後2時10分あたりで撤収。会場を後にしました。本来サンクリはにぎわいがあって楽しいイベントなのですが、最近はイベント終了まで残っているのがしんどいですね。さすがに売るものが無いので、いい加減サークル参加していてもつまらなくなってきたのでしょう。いつもだと午後からは買い物に出たりもするのですが、今回はそんな気にもならなくてスペース内でじっとしていました。トイレに行っただけですな。やっぱり、たとえ1冊も売れずに終わっても売るものがあると無いとでは全然気分が違いますね。一昨年(2002年)にはコミクリ13、ヒロインコンプレックスと2回売上ゼロのイベントを経験しましたが、今回よりもずっと楽しかったですし。まあ、良かれ悪しかれ何ら結果の出ないことをやっていても面白くないのは当然ですけどね。ペーパー配布ももう飽きました。持っていって下さる方もいい加減飽きたことでしょう。時々2部持っていく方もいたりしますけど、あんなの2部も欲しいんでしょうか? オレは1部だっていらねーよ、クドクド言い訳ばかり書き並べてあるただのゴミじゃん。便所紙の方がよっぽどマシだよ。ホントにもう。…自分が描いたものを「ゴミ」とか言うのは辛いし悲しいけれど、やっぱり現時点ではゴミですしね。そもそも描いたイラストそのものに価値があるような特殊な例は別として、ちゃんと同人誌があって、きっちりイベントに参加して、初めてサークルのペーパーは一般参加者への案内として機能するわけですから。ペーパーとしての機能を果たしていないウチのペーパーは、やっぱりペーパーじゃなくてゴミですわな。少なくとも、そう言われても何も言い返せません。
 というわけで、今回のサンクリ23をもって2004年度上半期の即売会へのサークル参加は終了。実際はこの後に5つもイベントが控えていたのですが、諸般の事情(←便利な言葉だ)により欠席しました。去年(2003年)は同人活動を始めてから最低の年でしたが、今年はさらに輪をかけて最低だなあ(泣)。せめてもの救いは、6、7月のイベントへの参加申込は控えたので、これ以上傷口を広げずに済んだことくらいですか。さすがにもう過ぎたことと忘れ去るにはちょっと無理があるので、下半期に巻き返しを図ろうと思います。巻き返しを図ると言うよりも、何とか正常な状態に戻すと言った方が正確かもしれませんけどね。取り返しのつくレベルの失態ではありませんし。今年後半のイベント参加は、何をどう間違ったのか5連続で当選となる夏のコミックマーケット66から。夏コミ当日には、ちょっとはマシなボブロバ!の安藤反人として、サークルスペースに着席出来るようにしたいと思います。って言うか、出来ないならもう同人やめろ。



3月7日(日):コミックバイブル2

● さいたまスーパーアリーナ 1階展示ホール:C-08b ●
販売成績合計:-
*今回は有償による頒布物がありませんでした。

参考
「せつなく、VS」前哨戦■■■2部 (7)
 2週間ほどの間に4つもイベントにサークル参加した2月前半からちょっと小休止。3週間ぶりの即売会参加はさいたまスーパーアリーナで開催されるコミックバイブル2です。私は参加しませんでしたが、前回のコミックバイブルは前年の5月に開催されて、募集スペースが満了して抽選する事態になっておりました。しかしながら今回は参加サークルが思うように集まらなかったようで、イベントの度に参加サークル募集のチラシを見かけました。参加サークルの集まりが今一つ悪いのは、やっぱり開催会場が原因でしょう。さいたまスーパーアリーナは、他のイベント会場と比べて千葉や神奈川から参加する人には不便すぎます。もっとも私自身は自宅からさほど遠い会場ではないので問題ないのですけど。
 イベント当日、毎度おなじみ新刊無しでペーパーだけカバンに詰めて自宅を出ましたが、王子駅で大宮方面行きの京浜東北線に乗るべきところを間違えて東京方面行きに乗ってしまいました。車内アナウンスが気がついて、次の上中里駅で大宮方面行きに乗り直し、さらに車内アナウンスでさいたまスーパーアリーナのあるさいたま新都心駅に停車する電車に赤羽駅で乗り換えないといけないと知って、少し混乱してしまいました。京浜東北線1本で行けるんじゃないの? ともかくもさいたま新都心駅で下車して、駅の表示にしたがってさいたまスーパーアリーナのある出口へ向かいましたが、周囲に大きな建物が密集していてアリーナ本体が全然見えません。どれが目的の建物なのかサッパリ分からん。ビッグサイトこと東京国際展示場だと会場の周囲が開けていて、駅から独特の建物が見えて分かりやすいし気分も高揚させられるのですが、さいたまスーパーアリーナは結局最後まで建物がどんな形をしているのか分かりませんでしたね。まあ、案内表示があるので迷うことはないのですが、もう少し「さいたまスーパーアリーナへ来たぞっ!」という気分を味わいたかったですな。
 さて、会場入りして自分のスペースに着席。場内は窓が無くてサンクリの会場でおなじみ池袋の文化会館やワールドインポートマートと似たような印象です。いつも通りにお隣のサークルさんに挨拶して、薄いペーパーを裏表をそれぞれ上にして並べて準備完了。どうでも良いけど、今回は一応お誕生日席(?)でした。午前11時に予定通りに開場。入ってきた一般参加者の皆様は一気に会場奥のサークルへ殺到。出入り口付近から私のスペースのあるブロックあたりまではほとんどガラガラの状態でした。しばらくして行列がはけると場内に人が流れるようになりましたが、どうも会場製本や本の搬入が遅れたサークルさんが多かったようで、あっちのサークルで新刊が出来上がったと聞くや人が殺到してこっちはガラガラ、こっちのサークルで新刊の頒布を始めたと聞くや人が殺到してあっちはガラガラという状態が正午過ぎくらいまで続きました。場内がそれほど混んでいなかったので走りやすかったというのもあるのでしょうけど、途中でスタッフの方が「走らないで〜」と必死に注意していましたが、そんな呼びかけも何のその、一般参加者(サークル参加者も?)の皆様、必死に会場内を右へ左へダッシュしまくりです。この光景にはスペース内のサークル参加者も苦笑しきりでしたね。人間の物欲って恐ろしい。まあ、私も「向こうのサークルで、突発のドニー本頒布! 限定20部!」とかなったら、人を掻き分けてそっちへダッシュをかけてしまいそうなので、あまり人様のことを言えた義理ではありませんけど。
 そんな殺気立った場内で、当の私はと言えば、相変わらず理緒ちゃんvsあかりのペーパー対決をのん気にやっておりましたが、11時20分に理緒ちゃん、53分にあかりと、前回に引き続き1対1の引き分け。今回でもう4回も同じペーパーを配っているので、いい加減飽きてしまいました。早く新刊出したいなあ。その後12時に撤収。外は風が強くてえらい寒かったです。心も何だか寒かったな…。まあ、新刊を出さないで自分で自分を寒くしているのだからどうしようもありませんな。この時点で次の即売会(サンクリ23)で新刊が出せないのが分かっていたので、どうも意気消沈しがちな1日でありました。



2月15日(日):コスチュームカフェ12号店

● 都立産業貿易センター 浜松町館2-4階:E6 ●
販売成績合計:-
*今回は有償による頒布物がありませんでした。

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「せつなく、VS」前哨戦■■■2部 (9)
 同人誌即売会に参加し始めた頃から、結構規模の大きいイベントとして認知はしていたコスチュームカフェ。サークル参加しようと思いつつ機を逃していましたが、今回同人活動4年目にして初参加と相成りました。Leaf系の即売会が激減した今後はお世話になりそうな予感。それは良いとして、相変わらず新刊が無いのが何とも…。
 ちょうど1週間前の「ないふぇす」から前回の「ぼ〜けっと」をはさんで、8日の間に3回も都産貿にやって来るのも変な感じですが、ともかくもお馴染みの建物の門をくぐって会場入り。都産貿で2〜4階と3階ぶち抜きで同一イベントというのは私は初めてですが、2階を企業の出展スペースに、3、4階をサークルスペースに使用するという構成になっていました。それだけに参加サークル数も結構多く、カタログもそれなりに厚さがあって、イベントの規模の大きさを感じさせてくれます。…昔はBNLのカタログもこれに負けないくらいの厚さがあったのになあと、自己ジャンルであるLeaf系の盛衰に思いをはせてちょっと物悲しくなったり。まあ、そんなことをボヤいても仕方が無いので、両隣のサークルさんに挨拶をして準備を整えます。準備と言っても、表と裏にしたペーパーををテーブルの上に並べて置くだけですけど…。開場前にイベントのスタッフの方が見本誌のチェックにやって来たのですが、これがメイド服っぽいコスプレをした女性でした。コスチュームカフェは制服系の即売会で、コスプレヤーを撮影するためのスペースまで用意されているわけですから、スタッフの方がコスプレをしていても当然なのかもしれませんが、最初はあ然としてしまいましたよ。まあ、スタッフの方のコスプレはちょっと予想外という程度のことなので良いとしても、問題は新刊チェックの方です。新刊なんぞ影も形も無くてそれだけでも恥ずかしいのに、ペーパーの裏表紙に描いてあるあかりのイラストがパンツ丸見え(!)だったりするもんだから恥ずかしさ倍増ですよ。自分が描いたアニメやゲームの女の子のパンチライラストをコスプレした女性(しかも終始ほがらかでニコニコしている)にチェックされている様を想像してごらんなさい。どんな顔でチェックを受ければ良いのか見当もつきませんがな。まあ、スタッフの方だって忙しいのだし、もっととんでもなくエッチな表紙の同人誌も沢山あるわけですから、そんなこといちいち気にしていないのでしょうけど、オレが気にするんだよっ! ホント勘弁して。今年は18禁の同人誌も出そうかと考えているのに、こんな意気地の無いことではイカンのですけど…。
 そんなわけで悪夢のような見本誌チェックも終了し、いよいよ開場。予定の午前11時より若干早めの10時55分くらいに主催者の開場宣言のアナウンスでイベントスタート。ちなみに主催者の方も女性でした。コスチュームカフェってスタッフの大半が女性なんでしょうか? 開場といっても私自身は相変わらず売るものが無いので、また会場内を見物しながら12時30分くらいまで理緒ちゃんvsあかりのペーパー対決でもやっていましょうといった気分で場内を眺めていました。一般参加者が入ってくるとあちこちの外周サークルに列が作られていましたが、その1つがとんでもなく長くなり、外周に沿っていた行列が折れて島中である当サークル前の通路の中にまで食い込んできてしまい、対面のサークルさんが全く見えなくなってしまいました。通路はそれなりに広くとってあるので、この行列のせいでスペース前の人の流れが遮断されるということはありませんでしたが、1本だった通路が中央分離帯と化した行列で2本に分けられてしまった感じです。いったいどこのサークルの行列なんだとスペース内から立ち上がって見てみましたが、見当がつきませんでしたね。人気サークル恐るべし。私の方はと言えば、最初の1時間はペーパーを手に取る人も無く素通りされまくりの状態…。開場からおよそ1時間後の12時4分にあかり、20分に理緒ちゃんという結果でした。1対1で初の引き分けです。
 予定通り(?)に12時30分にスペースから撤収。帰り際に会場内を見て回ることにします。今回はちょっと注目しているサークルさんが参加しているのでそちらのスペースへ行ってみましたが、すでに本は売り切れていて下敷きしか売っていませんでした。理緒ちゃんやドニーのイラストが描かれているのなら話は別ですが、さすがに下敷きを買っても仕方が無いので結局何も買わずに会場を後にしました。人気サークルの本は早々に完売してしまうのが悲しいです。かと言って、サークル参加しておきながら開場と同時に本を買いにスペースから飛び出すというのも、本を出している(出してないけどさ)身として何だか情けないものがあるので、これに関しては割り切ってあきらめるしかないですね。人それぞれ考え方があると思いますが、私の場合は他人の本を買うことよりも、自分の本の売れ行きを見守ることの方が重要ですから。まあ、現時点では売れ行きも何もそもそも本を売ってないじゃんと言われてしまうと、返す言葉ないんですけどね。す、スマン。オレってホント無駄にプライドばっかり高いよな。トホホ…。とりあえず、コスチュームカフェは都合が許す限り今後もサークル参加していこうと思います。でも見本誌チェックは、出来ることなら男性スタッフでお願いしたいところであります、ハイ。



2月11日(水):ぼ〜けっと

● 都立産業貿易センター 浜松町館3階:ぼ-7 ●
販売成績合計:-
*今回は有償による頒布物がありませんでした。

参考
「せつなく、VS」前哨戦■■■4部 (13)
 大抵はイベントで配布されているチラシでその開催を知ることの多い即売会ですが、今回のぼ〜けっとはネットで見つけたという珍しいケース。ネットで知っただけにイベントではチラシを見かけず、そうなると当然サークルと一般参加者の認知度も低いと思われ、そのサイトを見ても「本当に参加サークルが集まるのだろうか?」と少々疑問を感じてしまいましたが、今まで中、大規模な即売会にしかサークル参加してこなかった身としては、こうした小規模な即売会も体験しておきたいと思い参加申込をしました。イベントジャンルもどじっ娘・天然ボケ・ポンコツということで理緒ちゃんのキャラに合致しますしね。でもポンコツって何なんでしょう? 
 イベント当日は例によって例のごとく新刊は出来ておらず(いや、だって前回のないふぇす開催の夜からぼ〜けっとをはさんでずっと仕事がつまってたし…)、またペーパーを持ち込んでの参加です。前回のないふぇすで久しぶりに都産貿に行ったと思ったら、それから3日後にまたも都産貿へと行くというのも変な気分でしたが、会場に到着してカタログを受け取って参加サークルを見てみると、何と全部で8サークル! 同時開催で「おたのしみ」という触手オンリー(!)の即売会の参加サークルを含めても21サークルしかありません。まあ、頒布する本もない分際であれこれとケチをつけるつもりはありませんが、そもそも売るものの無い私は良いとしても、売る気満々で参加したサークルさんには結構キツい即売会だったのではないでしょうか? 場内は敷地内の半面ほどにサークルスペース用のテーブルが並べられ、残り半面は何も置いていない広々とした空間になっており、サークルスペースも1スペースで机丸ごと1つ分の大サービス(通常は1スペースで机半面)。しかも都産貿のテーブルは通常のものの倍の奥行きがあるので、サンクリやコミケ等の4倍の面積のスペースが与えられるわけです。そんな広大なスペースを前にして、私が並べられるのはヘロヘロのペーパーだけ…。左隣のサークルさんは結構本の数があってなかなか良い感じに並べていたのに、ウチのサークルの方はだだっ広いテーブルの上に薄いペーパーが表と裏を上にして並んでいるだけという、寒々とした光景が広がるのでした。思わず自分の口で「ヒュウゥゥ」と木枯らしの風音の演出をしたくなりましたよ。…まあ、ともかくも他にやることもないし恒例の理緒ちゃんvsあかりの実験でもとやりますかと思いつつも、しかしこれでは一般参加者の入場数が少なすぎて実験の成立のしようがないのではと、ションボリしながら開場を待つのでした。
 午前11時に開場となりましたが、予想に反してそこそこ沢山の人が会場に流れ込んできたので「あれ?」と思って見ていると、たちまち2つのサークルの前に行列が出来てしまいました。そのうち1つのサークルさんはすぐ近くだったのでよく観察できましたが、人気サークルというのは即売会の規模に関係なく行列を作ってしまうのだなあと、ほとほと感心してしまいました。頒布していたのはコピー誌でしたが、あっという間に売り切れて、今度はスケッチブックの山が築かれます。うず高く積まれたスケッチブックの山を見て、「あれ全部を今日中、いやイベント開催時間内に描くのか?!」と、見ている私の方がビビりました。パッと見た感じで牛乳の1リットルパックに近い高さがありましたから、少なく見積もっても20冊はあったでしょう。手の早い人っていいなあ。今回はこの人気サークルの行列とスケッチブックの山を間近で見られただけでも参加したかいがありました(オイオイ)。もともと感心しやすい性格ではありますが、イベント開催直後はもうずっと感心しっ放しでしたね。いやいや、大したものです。そんな人気サークルのすぐ近くの切腹もののサークルであるウチの方はと言えば、通路(一般参加者)側から見て右側に裏表紙(あかり)、左側に表紙(理緒ちゃん)を上にしたペーパーを並べて置いた状態で、11時5分に理緒ちゃん、27分にあかり(2部持っていきました)、51分に理緒ちゃんという結果でした。2対1で今回は理緒ちゃんの勝利。右側の方が手に取りやすいと思うのですが、相変わらず左側に置いた方が勝ちますね。前回のないふぇすと違い、手に取った方は全員持っていきましたが、まあ今回は参加サークルが少なすぎるので選択の余地がない分だけとりあえず貰っていこうという気分になったかもしれないですね。
 開場直後の行列が無くなると、場内はまったりムードに。時折人が入ってきてブラブラと場内を見て回るだけで、即売会独特の殺気とは無縁なのん気な空気が流れます。私ものんびりと次回作の絵コンテを描いていましたが、静かだし、暖房が効いていて暖かいし、机は広いしで、このまま閉場までここで絵コンテを描いていようかなと考えてしまう始末でした。結局午後1時30分ごろ撤収しましたが、あの妙な居心地の良さは何だったのだ? 帰り際に各サークルさんのスペースを回ってみましたが、マルチのイラスト本を無料配布しているサークルさんがあったので、それをいただいて帰りました。東鳩キャラを可愛く描ける人っていいですよね。私の場合はそれ以前にマルチを描いて耳のセンサーを描き忘れるような男ですけど…。まあ、それは良いとして、小規模なイベントもそれはそれで味わいがあって良いなあと思わせる今回のぼ〜けっとでした。何となく日向ぼっこでもしているような気分とでも言いますか…。って、即売会にそんな安らぎを求めても仕方がないんですけどね。どうも売るものがないだけに、販売成績を気にしなくて済むので気がゆるんでいるようです。早く新刊を出して気を引き締めないといけませんな。



2月8日(日):貧乳祭 ないふぇす

● 都立産業貿易センター 浜松町館4階:ぺ-10 ●
販売成績合計:-
*今回は有償による頒布物がありませんでした。

参考
★「せつなく、VS」前哨戦■■■2部 (15)
 ここにきてまだ新刊の完成していない我がサークル。もうこうなると描いてる本人が気長に完成を待とうという気分になってまいります。しかし、即売会の方はそんなことと関係無く日程通りに開催されるわけで、イベント当日の朝に一応新しく作ったペーパーをカバンに入れて出かける準備をしている時は、かなり情けないものがありました。まあ、欠席するよりはマシということで…。今回は貧乳キャラオンリーというフェチ系の即売会ですが、私自身は特に貧乳好きというわけでもなくて(だからといって巨乳好きでもないですけど)、単に理緒ちゃんが貧乳キャラにカテゴライズされるので申込をしたという、やや消極的な理由での参加となります。実際、理緒ちゃんが巨乳キャラなら巨乳オンリーに参加申込するし、ごく普通のサイズならノーマル乳オンリー(そんなの無いって)に参加申込することでしょう。近年はLeaf系の即売会が減ってきてしまったので、条件が当てはまるならとりあえず参加というあたり、我ながら節操がありませんな。それでも新刊があればまだ格好がついたのですが、頒布する本は無いし、貧乳本が欲しいというわけでもないし、いったい何をしに来たのやら。
 そんなわけで、昨年5月以来久々の都産貿に到着するも、「正午を過ぎたあたりで帰ろう」と最初から逃げ腰ムード。新しく作ってきたペーパーもやはり表紙に理緒ちゃん、裏表紙にあかりが描いてある仕様なので、サンクリ23、コミメモ1に引き続き宿命のライバル対決実験(詳細は下のサンクリ22の回を参照して下さい)を実施しました。通路(一般参加者)側から見て右側に表紙(理緒ちゃん)、左側に裏表紙(あかり)を上にしたペーパーを並べて置いて準備は完了。開場を待ちます。そして午前11時ちょうどに予定通りに開場、私の知らないところで世は空前の貧乳ブームなのか、すごい勢いで一般参加者が会場内に突入してきて、各地に行列が形成されていました。実際、かなり盛況なようで開場から1時間もたたない11時53分にカタログが売り切れて入場フリーとなってしまいました。BNLもこれくらいにぎわってくれると良いのになあ。そんな場内の盛況をよそに、私の方は売るものも無いし、特にお目当てのサークルさんも無いし、イベントジャンル自体にもほとんど興味が無いしの無い無いづくしで、オマケに早々と撤収するつもりでいたので、すっかり蚊帳の外気分。とりあえずペーパーでの理緒ちゃんvsあかりの勝負の行末は、11時8分に理緒ちゃん、13分にあかり(持っていかず)、17分に理緒ちゃん(持っていかず)、19分に理緒ちゃん(持っていかず)、28分にあかり、40分にあかり(持っていかず)、12時2分にあかり(持っていかず)で、4対3で今回はあかりの勝利。何故か3回連続で有利と思われる右側よりも左側に置いた方が手に取られる回数が多いですね。それと今回は手に取っても持っていく方が少なかったです。まあ、あのヘロヘロのペーパーを1時間あまりで6名も手にとってもらえたので、オールジャンルやLeaf系のイベントでないことを考えれば上出来と言って良いでしょう。その後は予定通り(?)に12時10分頃に撤収。会場を出る前に一応場内を回って見てみましたが、やはり私の欲しい本というのはありませんね。イベントのジャンル自体が私の嗜好から外れているので当然と言えば当然ですけど。昨年はイベントに参加する機会が少なかったので、今年は手当たり次第に参加申込をしてしまいましたが、何でもかんでも即売会に出れば良いというものでもなさそうです。
 今回のイベントでは、会場製本をしているサークルさんがかなりありました。私も昔は新刊を出すたびに会場製本をやっていましたが、お隣に迷惑なので(実際に苦情を言われたことはありませんけど)控えるようになりました。しかし、会場製本をしてでも新刊を出すべきなのかなあと少々考えてしまいましたね。まあ、イベント前日までにキッチリと新刊を用意してしまえばそんなことを考える必要もないわけですが…。1スペース間にはさんで左隣のサークルさんは、コピー本を製作しているうちにスペース前にものすごい人数が集まってきてしまい、結局イベントスタッフがやってきてサークルの場所を移しての頒布となっていました。ウチのサークルではそんな人だかりが出来るわけもありませんから、仮に会場製本をやってもスタッフの方の手を煩わせることはないと思いますが、でもどっちにしろお隣のサークルさんに迷惑なのは変わりありませんから、せっかく二度としないと決めた以上はやるべきではありませんね。それなら新刊を落とした方がマシです…多分。って言うか、新刊を出せてたら何も問題はなかったんだよっ! オレ、手遅すぎ。話にならん。…いや、この描くスピードに関してはホント今年中にもうちょっと何とかしたいと思います、ハイ。



2月1日(日):コミックメモリーズ1

● 池袋サンシャインシティ ワールドインポートマート A23ホール:B-2a ●
販売成績合計:-
*今回は有償による頒布物がありませんでした。

参考
新刊無いっスよペーパー■■■6部 (15)
 すいません、また新刊無しでイベントに臨むことになってしまいました。ペーパーも前回と同じです。いまだに出来上がらない新刊の製作に時間を使った方が良かろうと、結局このイベントのための準備はほとんどしませんでした。前回のサンクリ22で無くなってしまった新刊無いっスよペーパーを作り直して持って行っただけです。
 サンクリと同じ会場での新規の即売会ということで、どんな感じになるかなと興味を抱いていた今回のComicMemoriesですが、何しろ自身の準備がボロボロなのでそれどころではありません。サークル入場時間に会場入りして、スペースに着いてみると両隣のサークルさんともがんばって新刊を用意しているではありませんか。皆忙しい時間を削ってその成果を新刊という形にしているのに、どうしてオレにはそれが出来ないのか。ともかくも、ここで日がな一日座ってペーパーを配っているのではあまりにも非生産的な行為だと思い、お昼を回ったあたりで撤収しようと決めて開場を待ちます。場内はサンクリと同じ会場ですが、通路もサークルのスペース内もかなり広く余裕があり、何だか別の会場のように感じてしまいました。参加サークル数が当初の募集スペース数よりも大分少なかったみたいです。イベントの開催というのも大変ですね。
 午前11時に予定通りに開場。とりあえず前回のサンクリ22でやってみた実験(詳細は下のサンクリ22の回を参照して下さい)を今回もと思い、通路(一般参加者)側から見て右側に裏表紙(あかり)、左側に表紙(理緒ちゃん)を上にしたペーパーを並べて置きます。一般参加者の数が少ないでしょうから、果たして持って行く人がいるかなと思いつつ見ていると、開場5分でいきなり「サンクリと同じペーパーですよね?」と聞かれてしまいました。内心焦りつつ「そうです」と答えましたが、ぐわーっ、恥かしい! みっともない! イベント2連続で売るもの無しなのを見られてしまいました。これが年が明けて一番恥かしい瞬間でしたね。トホホ。そんなわけでイベント開始早々に大汗かいたのですが、気を取り直してペーパーでの理緒ちゃんvsあかりの対決は、11時12分に理緒ちゃん、33分にあかり(持っていかず)、36分にあかり…となるわけですが、ここでイラスト描きを頼まれてしまいました。これはその場で請われてイラスト等を即興で描く同人誌の即売会ではおなじみのイベントですが、私には当然ながら生まれて初めてのことです。お題はあかり。…理緒ちゃんじゃないのね(泣)。私は描くスピードにしろ即興性にしろ自信が無いので、時間がかかる旨を伝えてとりあえず1時間もらいましたが、いやーその1時間の短いこと短いこと。必死で線を引きまくって修正しまくって何とかそれなりの絵にしようとしましたが、12時40分過ぎ頃に手渡したあかりのイラストは破り捨てたくなるようなヒドい出来でした。もし描き慣れている理緒ちゃんだったら…とは言いますまい。多分結果は似たようものでしょうからね。ペーパーの方はと言えば、11時49分に理緒ちゃんとあかりともども持っていった方は記録してありますが、その後はもうイラスト描きに手いっぱいで全くチェック出来ず。イラストを渡し終えてから理緒ちゃんの方がさらに2部減っているのを確認しただけでした。一応結果を述べておくと、総計で理緒ちゃんが4、あかりが3で、今回は理緒ちゃんの勝利。また、開場から1時間40分程で6部無くなりましたが、これは前回のサンクリよりも早いペースですね。これに関しては思うところもありますが、それより何より新刊無しの後ろめたさに加えて「サンクリと同じペーパーですよね?」とあかりのヘタレイラストの2件ですっかり意気消沈。さっさと自宅に戻って新刊の製作作業に取りかかろうと、イラストを手渡した直後に会場から引き揚げました。まさしく這這の体(ほうほうのてい)で退散といった感じでしたね。まいった。
 今回の即売会は、私の手の遅さという欠点がもろに響いてきました。新刊無しで恥をかいて、さらに即興のイラストで恥をかいてと、描くスピードの重要性をホトホト思い知らされましたね。無駄な完璧主義と遅筆という、性格と技量の双方にかかわるこの弱点は何とか克服しなくては。考えてみれば、これは同人活動1年目からずっと今日まで引きずっていることなのですが、4年目早々の今回のイベントでとうとうそれが大ダメージとなって派手に炸裂してしまいました。と言うより、私が自分で炸裂させたようなものですから、まあ、言うなれば自爆ですわな。全く面目ない。次の「貧乳祭 ないふぇす」ではもうちょっとシャキッとしたいです。



1月25日(日):サンシャインクリエイション22

● 池袋サンシャインシティ文化会館、ワールドインポートマート:A23ホール K-07b ●
販売成績合計:-
*今回は有償による頒布物がありませんでした。

参考
★新刊無いっスよペーパー■■■14部 (15)
 前年の2004年が同人活動においてはまるっきりダメダメな年だったので、年の明けた2005年はシャキッとやっていこうと決心した安藤反人です。…と、まあ決心したのは良いのですが、肝心の新刊が年明け最初の即売会に間に合わないというのはどういうことかね? そんなこんなで昨年から手を付けていた同人誌を未完成の白い誌面で出してまた「塗り絵?」とか聞かれるのはイヤだし、せめて簡単なラクガキイラスト集でもと思いましたがこれも間に合わないし、かと言ってまたぞろ「ホップの『ほ』&『つ』」を頒布するのはイヤ過ぎるので、結局ペーパーのみ製作して持って行くことにしました。さすがにこの状況で紙切れ一枚では気が引けるので、今回の「新刊無いっスよペーパー」は4ページで背表紙を製本テープで補強した豪華仕様にしました。…私も余裕があるんだか、無いんだか。
 さて、大規模即売会の中では一番好きなイベントであるサンクリですが、昨年6月の20以来のサークル参加となります。その時は遅刻するは売上ゼロだわでもう(サンクリがじゃなくて安藤反人自身が)最低のイベントでした。今回は新刊はありませんが、ちゃんと時間内に会場に到着。新刊はありませんが、ペーパーの製本も自宅で済ませてあります。新刊はありませんが、両隣のサークルさんに挨拶してスペースの上のチラシを片付けて着席します。新刊はありませんが、後は心静かに開場を待ちます。新刊はありませんが、ブロックノートが回ってきたので、レミィと理緒ちゃんを描き始めます。新刊はありませんが、11時にアナウンスが流れていよいよサンシャインクリエイション22がスタートしました。新刊はありませんが、どうせ売るものも無いので私はそのままブロックノートに向かい描き続けるのでした。新刊はありませんが…すいません、もう勘弁して(泣)。
 ともあれ有償頒布する本がゼロの状態なので、私としては用意したペーパーをどれだけ持っていってもらえるかが今回の焦点となります。しかしただそれだけでは面白くないので、ちょっとした実験をしてみました。今回のペーパーは4ページあるので「表・裏」ではなく「表紙・裏表紙」という言葉を使いますが、表紙には理緒ちゃん、裏表紙にはあかりが描かれています。これを二つの束に分けて、一般参加者(通路)側から見て右側に表紙(理緒ちゃん)を上にした束を、左側には裏表紙(あかり)を上にした束を高さは両方とも同じくらいにして並べ、この状態で手に取った人数を集計します。もちろん手に取ってひっくり返して見れば同じものだとすぐに分かりますが、パッと見るとそれぞれ別の本のように見えなくもないわけで、こうすることで理緒ちゃんとあかりのどちらの絵の方が手に取られることが多いかを数えてみようと企画しました。まさに宿命のヒロイン対決! えらくまたスケールの小さい対決ですが、こうした試みを行うことで一般参加者の嗜好を掴む多少の指標を得られるかもしれないと思ったわけです。まあ、これ一回こっきりではデータが少なすぎて正確さに欠けますし、そもそもLeaf、ToHeartというジャンル自体が衰退気味なので、あまりキャラクターごとの人気にこだわっても意味が無いかもしれませんが、売るものが無くてやること無いし(←それ言っちゃおしまいだって)。そんなわけで開場と共に一応実験開始。始めたは良いけれど、ウチみたいな弱小サークルでは足を止める人はほとんど無く、ましてやテーブルの上にあるのがヘタレなペーパーでは素通りされまくるのは自明の理なわけでして、これは計画倒れかなという不安もありました。しかしながら、やがて11時30分に理緒ちゃんの方を手に取った方がまずは1部持っていってくれました。その後40分にあかり(持っていかず)、12時ちょうどにあかり、20分に理緒ちゃん、34分にあかり(持っていかず)、55分にあかり…と、ここまではあかりが2ポイントリード。午後1時20分から2時20分の間は外出したために当然手に取った数は数えられないので、持っていった(無くなった)数のみ集計しますが、理緒ちゃん4部、あかり4部と互角。外出から戻ってからは2時35分にあかり、39分に理緒ちゃん(持っていかず)、50分に理緒ちゃん…と今度は理緒ちゃんがリード。総計で理緒ちゃんが8、あかりが9という結果でした。これもって「やったーっ! やっぱり理緒ちゃんはあかりとほぼ互角の人気があるんだーっ!」と喜んでしまうのはさすがに早計なわけでして、例えば人類の大半が右利きである以上、向かって右側に配置された理緒ちゃんの方が手に取りやすい分だけ有利ですし、何より規模が小さすぎてデータとして当てになりません。ほとんど参考にすらならいような…。まあ、この実験自体は面白かったので、今後もやってみようかと思います。そして、それはまた別として15部用意したペーパーが14部持っていってもらえたのは嬉しかったですね。まるまる15部お持ち帰りかという予想もしていましたから。また、スペースに人がいると持っていきづらいのか、席を外している間の1時間に8部が無くなったというのも興味深いところです。ちなみに残った最後の1部はお隣のサークルさんとペーパー交換となりました。冬コミで渡したペーパーから全然進んでいない内容なのに果たして渡す意味があるのか疑問ですが、他にお渡しするもの無いですし(泣)。
 前述の通り、午後1時20分からスペースを外して会場内を回ってみました。サンクリはそれなりに規模が大きく盛況ながらも、ある程度ブラブラと見て回れる余裕があるのがありがたいですね。コミケやCレヴォは混んでいるところは、まったりし始める午後からでも半ば決死の覚悟で挑まないと入っていけませんから。今回は特にお目当てのサークルさんも無いので、のんびり場内を回りながら知り合いのサークルさんに挨拶に行ったり、サークル参加する即売会の前売りカタログを買ったり、外周の人気サークルの達者な絵柄に感心したりしていました。上手い人の絵を見ることは良い刺激になりますね。今回はじっくりと観察できて、かなり勉強になりました。同時にかなり自信も失いましたけど…。まあ、自信の方は今後の努力で取り戻すとして、ジャンルを問わず上手い人や人気サークルをよく見ておくことは大切だなと痛感しました。後、今回「マリア様がみてる」のサークルが多いのにビックリしました。前々から話にだけ聞いていたマリみての同人ジャンルとしての人気の高さを初めて実感しましたね。きっと昔はあんな感じで「Leaf」のサークルが沢山あったんでしょうねえ…。
 1月のサンクリにサークル参加するのは今回が初めてなのですが、場内は最後までにぎわっていました。イベント終了の際の拍手もやたらと盛況だったような。新刊無しは非常に痛いところでしたが、イベントそのものはとても良かったです。今年はやたらとイベントに参加申込をしているので、ボサっとしていないで次の準備に取りかからないといけませんね。次の即売会「Comic Memories」に向けて、今度こそ新刊無しの汚名を返上出来るようにしたいと思います。



欠席イベント

 
   3月21日(日):Pure Snow 2

  4月11日(日):ぺたクリ〜PETAKURI〜

  4月29日(木):コミックレヴォリューション35

  5月3日(月):Leaf 2000 FainaL!

 
   5月23日(日):Brand New Leaf 13



落選イベント

  10月3日(日):コミックレヴォリューション36

  12月30日(木):コミックマーケット67(2日目)
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